小林古径(こばやし こけい) ~線描に宿る美の気品~
小林古径(1883~1957)
上越市出身。日本画家。
両親を早く亡くし16歳で上京、梶田半古に弟子入り"古径"の名をもらう。
岡倉天心にも指導をうけ、日英博覧会出品「加賀鳶」制作。その後、新しい日本画を目指す若い画家たちの研究会「虹児会」で前田青邨、速水御舟などと切磋琢磨する。歴史画を越えた新古典主義の画風で、線描による品格ある絵が高い評価を得る。
代表作に「髪」「清姫」など。1950年に文化勲章受章。
東京・馬込時代の住居と画室が、現在、高田公園内に移築されている。
【お薦めスポット】
小林古径記念美術館・小林古径邸
(上越市本城町7-7 高田公園内)