BSNにいがた@防災

警戒レベル4の"避難指示"が出されたら

大雨などで災害が起きた場合に市町村から発令される「避難情報」。警戒レベル4の「避難指示」が出されるまでに、全員が必ず避難と覚えましょう。

これまでの避難の呼びかけと住民が取るべき行動を示した「大雨警戒レベル」が新しくなりました。
最も大きく変わったのは「レベル4」、「避難勧告」という言葉が無くなるという点です。2019年の台風19号を受けて行われた住民アンケートで、「避難勧告」について正しく理解していたのが約2割で、「避難指示」と「避難勧告」の違いが正しく理解されていませんでした。
そこで、「避難勧告」をやめ、「避難指示」に一本化することで、より分かりやすくしたということなのです。
レベル5になってからでは、すでに災害が発生している可能性があるため、避難するのには遅いとしています。

ここで、避難の方法についても、あらためて確認しましょう。
「避難」は大きく分けて2つあります。避難所や親戚、友人の家など安全な場所に移動する「立ち退き避難」が基本で最も望ましいとされていますが、場合によっては、自宅などでより高い所に移動する「屋内安全確保」も選択肢のひとつです。少しでも高い場所に移動したり、近くに崖がある場合は崖から少しでも離れたりするなど、命を守るための最善の行動が必要となります。