「線状降水帯」という言葉をご存知ですか?非常に激しい雨が、同じ場所で降り続いている状況です。
気象庁は、この線状降水帯をキーワードに、情報の発信をはじめています。
2017年7月17日から18日にかけて、県内は猛烈な雨に見舞われました。
【記者レポート】
「普段は反対の岸に渡ることができますが、1時間に100ミリの猛烈な雨が降ったことから、橋の上を猛烈な勢いで水が流れていきます」
県内各地で、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、川が増水。535世帯に避難指示が出されました。
2日間の解析雨量は、多いところで約300ミリに達しました。
この豪雨をもたらしたのが、「線状降水帯」です。幸い、人的被害はありませんでしたが、住宅132棟が浸水被害にあいました。
時に、甚大な被害をもたらす線状降水帯は、激しい雨を降らせる積乱雲が連続して発生し、線上に並んだもので、その場所は、時には3時間以上にもわたって激しい雨が降り、集中豪雨となってしまいます。
気象庁で運用される「顕著な大雨に関する情報」は、この線状降水帯による大雨が「確認されたとき」に発表されます。予測ではなく、すでに確認された状況ですから、この情報が出されたときには大雨による災害の危険度が急激に高まっている状態です。 警戒レベル4以上に相当し、即座に安全な場所に避難する必要があります。なお、BSNを含むJNN系列では、意味が明確に伝わるよう、「線状降水帯発生情報」と言い換えてお伝えします。
線状降水帯に注意!とるべき行動とは?
2022年4月1日