BSNにいがた@防災

大雪で車が立ち往生「外気導入」は16分で"最悪の事態"も 命を守るポイントは

■車中で安全に過ごすために「これだけは覚えておきたい」

警報級の大雪に見舞われた新潟県内では各地の幹線道路で長時間に及ぶ大規模な立往生が発生し、自衛隊に出動要請が出るなどの事態となりました。
もし、車の移動中に雪で身動きが取れなくなった時、安全に過ごすためにどうすればいいのか...JAF新潟支部に聞きました。

■すぐに脱出できるように!

まずは、いつでも脱出できるように、風下側のドアが開くかどうか定期的に確認するようにしましょう。

■排気ガスを車内に入れない!

そして、気を付けなければいけないのが「一酸化炭素中毒」です。
排気ガスを車内に入れないことが重要です。マフラーの排気口は雪でふさがれないように周辺をこまめに除雪しましょう。また空調は「外気導入」にすると、およそ16分間で危険な状態になるため「内気循環」にしましょう。

大雪で車が立ち往生「外気導入」は16分で

ただ、車体の隙間などから排気ガスが侵入しますので、こまめに換気したりこまめにエンジンを止めたりすることが大切です。一酸化炭素は臭いがなく、最悪の場合、"死に至る"こともあります。

万が一、車中泊となった場合も、可能な限りエンジンを停止しましょう。

大雪で車が立ち往生「外気導入」は16分で

■クルマに積んでおくべき「マストアイテム」

雪道への備えとして国交省が推奨するもは以下の通りです。

あらかじめ車に積んでおくと良いもの>
・毛布
・使い捨てカイロ
・スコップ
・軍手
・滑り止め用の砂
・チェーン
・雪かき棒、など

日常的に備えておくと良いもの>
・毛布
・使い捨てカイロ
・スコップ
・軍手
・滑り止め用の砂
・チェーン
・雪かき棒、など

◇「燃料の残量を確認してから出発することも大切」だということです。

大雪で車が立ち往生「外気導入」は16分で