近藤丈靖「初の角田山登頂」
2016年8月11日 16:00
8月11日。山の日。
この日のBSNラジオ「近藤丈靖の独占ごきげんアワー」。
スタジオは表佳世アナに任せて、
私は新潟市西蒲区の角田山から3時間中継しました。
私は、ガイド役の新潟県山岳協会の小林勇さんと、
角田山の7つある登山道のうち、
稲島(とうじま)登山道を行き、頂上を目指しました。
角田山は標高481m。
稲島登山道は、頂上までの歩行距離は1.7km。
幼稚園や保育園の遠足でも使われるこのコースは、
一般的に頂上まで歩いて50分前後。
そこを3時間の生放送の間に、
何度も中継リポートを入れながら頂上を目指します。
一般的に50分で登れる山を、
喋りながら3時間なら楽ちんと思っていましたが、
角田山をなめていました。
普段、山登りやウォーキングや有酸素運動をしていない私には、
標高481mでも十分きつい山でした。
角田山恐るべしです。
ほとんど道中は木陰。
とは言え、気温30度はこたえます。
しかも、45度程の斜面に整備されたかなり段差のある階段を上り、
さらに、3㎏程の中継機材を持ち、
大量の飲み物をリュックに背負っているので、
相当きつかったです。
汗かきの私。汗がボトボト地面に落ちて行きます。
多分2キロほど痩せたと思います。
途中、視界が開ける所があり、
そこからは広い広い越後平野や日本海が。
新潟市中央区のビッグスワンや朱鷺メッセも見えました。
気持ちが良かったですねぇ。
途中、帰ろうかと思うぐらい本当にきつかったですが、
道中、多くのリスナー登山客に声を掛けて頂いたり、
また、ガイドの小林さんに、
鼻から吸って口から吐くという呼吸法を教えて頂いたりして、
なんとか番組のエンディングに山頂にたどり着きました。
くたくたでしたが、その達成感は格別でした。
季節の自然を感じながら山頂を目指す。
そして、山に入った者同士は仲間。
皆、通り過ぎる際は、声を掛けあい、道を譲り合う。
とても心が穏やかになるひと時を過ごせました。
ちなみに、放送終了後、今度は山を下って帰路についたわけですが、
これがまたきつい。
下りは楽なはず。そう考えていた私が馬鹿でした。
脚の膝のあたりが途中でプルプル震えました。
もう脚ががくがくです。
お陰で、下り切って駐車場についた時には、思わず膝から倒れ込みました。
ただ、登山の良いところにもう一つ気づきました。
登りも下りも足元に気を付けながら黙々と登るので、
ちょっとした悩みなど忘れて、無心になれます。
お寺での座禅でも無心になれなかった私でも、角田山では無心になれました。
道中お会いした皆様、どうもお世話になりました。
ラジオを聴いている登山者の方が多くビックリしました。
今回角田登頂に成功して自信を付けた私、次はエベレストを目指します(笑)。
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