坂部友宏「糸魚川大火を取材して」
2016年12月28日 09:13
糸魚川で信じられない火災があったことは、
誰もがご存知のことと思います。
多くの人が、
落ち着いた年末というには到底及ばない状況です。
私も、取材で糸魚川へ足を運びました。
火の勢いはすさまじく、
火災が鎮圧する(これ以上燃え広がらない状態)のに、10時間半、
鎮火する(完全におさまった状態)のに、30時間もかかりました。
私は、テレビの生中継を2日間で、
計11回担当しました。
火の手を前になすすべなく、
変わっていく街の様子を目のあたりにしました。
急に風向きが変わり、流れる方向を変える煙が、
私のもとに段々と押し寄せてきそうな時、恐怖を感じました。
煙を吸わないように最大限気をつけました。
オレンジ色の炎を見ながら逃げられた方の恐怖は、いかばかりか。
胸を締め付けられる思いです。
私が糸魚川にいた2日間で、
糸魚川駅前の焦げ臭さは、
鎮火しても、雨がふっても、完全には消えませんでした。
今は、避難勧告は解除され、銀行が再開し、バスも通りました。
子供たちにはサンタクロースも来たようで、笑顔の映像も見ることができました。
が、課題・問題は山積しています。
私にできることは・・・。
私は、募金で気持ちを示したいと思います。
銀行振込か郵送で、募金ができます。
(1月31日まで)
被災された皆さまが、
早く、穏やかな生活を取り戻すことを心から願います。
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