坂部 友宏

坂部友宏「糸魚川大火を取材して」

 

糸魚川で信じられない火災があったことは、

誰もがご存知のことと思います。

 

多くの人が、

落ち着いた年末というには到底及ばない状況です。

 

 

私も、取材で糸魚川へ足を運びました。

 

火の勢いはすさまじく、

火災が鎮圧する(これ以上燃え広がらない状態)のに、10時間半、

鎮火する(完全におさまった状態)のに、30時間もかかりました。

 

 

私は、テレビの生中継を2日間で、

計11回担当しました。

 

火の手を前になすすべなく、

変わっていく街の様子を目のあたりにしました。

 

急に風向きが変わり、流れる方向を変える煙が、

私のもとに段々と押し寄せてきそうな時、恐怖を感じました。

 

煙を吸わないように最大限気をつけました。

 

オレンジ色の炎を見ながら逃げられた方の恐怖は、いかばかりか。

胸を締め付けられる思いです。

 

 

私が糸魚川にいた2日間で、

糸魚川駅前の焦げ臭さは、

鎮火しても、雨がふっても、完全には消えませんでした。

 

 

今は、避難勧告は解除され、銀行が再開し、バスも通りました。

子供たちにはサンタクロースも来たようで、笑顔の映像も見ることができました。

が、課題・問題は山積しています。

 

私にできることは・・・。

 

私は、募金で気持ちを示したいと思います。

糸魚川大火義援金 募集

 

銀行振込か郵送で、募金ができます。

(1月31日まで)

 

被災された皆さまが、

早く、穏やかな生活を取り戻すことを心から願います。

 

 

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