坂部友宏「タイムトリップ 中編」
2017年5月22日 18:33
ブログをご覧いただいている皆さま、
大変お疲れ様です
そして、ご覧いただきありがとうございます
それにしても日中は暑いですね~
まだ、5月22日ですよ。
・・・いや、待ってください。
もう、5月下旬ですか、まったくもう、時がたつのは、実に早い・・・。
早過ぎる。
感じ方次第で、時が遅くも早くも感じる、きょうこの頃です。
時間が過ぎるのは、あっという間の時もあるし、
なかなか過ぎていかないな~という時もあります。
時間って不思議です。
突然、記憶が思い起こされて、時間がよみがえる時もあるし、
なんだか、ここは時間の流れが自分の身の回りとは異質なんじゃないか・・・
な~んて感じる時もありますよね。
さて、話は変わりますが・・・。
海外旅行、それも、
バックパックを背負って歩き、
日差しをガンガン浴びて汗をかくようなハード系旅行が大好きな私は、
もうしばらく海外旅行には行ってません。
なにせ私は、7歳と2歳の子供を育てる父親ですから・・・。
そんな中、
去年12月、海外旅行ではありませんが、
海外取材でメキシコへ行きました。
仕事です。
海外へ行く楽しみって、
味わったこともない食だったり、見たこともない景色だったり・・・、色々ありますが、
やっぱり、醍醐味は人との出会いだと思うんです。
海外旅行はもちろんですが、
去年の海外取材でも、いや、海外取材だからこそ・・・と言うべきか、
貴重な出会いにあふれていました。
お世話になったメキシコ在住日本人の方は、本当に大勢いるのですが、
その中でも、取材までさせていただいたのが、
日墨(日本メキシコ)協会の会長の和久井伸孝さん。
写真では左の男性。(右は私)
(@メキシコ)
和久井さんは、十日町市松之山出身です。
今は、遠~~く、メキシコの首都メキシコシティにお住まい。
メキシコに渡り40年、メキシコで大成功をおさめられたのです。
松之山での雪の思い出や、いかにしてメキシコに渡ったのか、などをパワフルにお話いただき、
メキシコでの今のご活躍の様子も交えて、
今年の1月にBSNニュース「ゆうなび」で放送をさせていただきました。
旅が趣味の私にとって、近頃は、新潟巡りの日帰り旅が憩いの時間。
前回のブログでお伝えした小学校跡地。
私は、先日訪れてみました。
なぜか
十日町市松之山の旧・三省(さんしょう)小学校。
ここは、今はメキシコにお住いの、和久井伸孝さんの母校なのです。
メキシコで和久井さんとお話させていただき、
ご自身のルーツについて、
そして松之山での思い出について熱くお話いただく中で、
私にとっては、三省小学校跡は、訪れたい場所の1つとなっていました。
今は、廃校となっていますが、
現役バリバリの宿泊施設として、新しく生まれ変わっているようでした。
ただ、平日は静まり返ります・・・。
残念ながら、敷地内に人は誰もいませんでした。
宿泊施設の関係の連絡先を調べて、その場で電話で問い合わせて見たら、
「校庭に入る分には全然構いませんよ」とのことだったので、
自由に入ってみました。
林に覆われた、校門。
1940年代には200人以上の子供たちが通ったそうです。
毎朝賑やかにこの場所を歩いたんでしょう。
校庭には、遅咲きの桜。
その向こうには、雪を冠した山々。
旅先にどこをチョイスするかって、
いわゆる観光地がまず候補にあがるものですし、そこは必ず押さえたいのですが、
多くの人が通り過ぎてしまいがちな場所に、気持ちを込めて訪れる・・・
ってなんだか、良いですよね
これこそ、私の充実した旅。
「三省校跡」の文字。
この小学校を巣立った方の思い出は、永久に不滅。
学校自体が松之山の中でも高台にありました。
校庭から下の方を覗いてみると・・・。
ディープだ・・・。
道を降りてみました。
ここは、時間がとまっているようでした・・・。
少しの風と、その風で木々が優しくささやく音のみ。
いくら最近7月並みの気温が続いているからと言っても、
まだまだ夏はこれからの時期ですが、
”夏が過ぎ~風あざみ~”と、名曲「少年時代」(井上陽水)を歌いたくなるほど。
「ディープだ・・・」などと、今は感じたとしても、
ここは、学校からすぐそばのこの場所。
きっと多くの子供たちにとっては、世界の中心だったに違いない。
メキシコの和久井さんもきっとこの場所で、遊んだんだろうな・・・。
ここが賑やかだったであろう頃に思いを馳せる。
・・・感慨深い。深すぎる!!
なんだか、せつなささえ感じる・・・。
そんな気持ちで、
私はメキシコにメールを送ってみました。
(続く)
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