坂部 友宏

坂部友宏「きょうは終戦の日」

 

きょうは8月15日。終戦の日。

72年前のきょう、日本の戦争が終わりました。

これは永久のものであってほしいですね。

 

私は35歳。

もちろん戦争を肌で知る年齢ではありませんが、

この時期には比較的多く放送される、戦争に関する特集TV番組はしばしば視聴し、考えます。

 

戦争が終わってから72年で、

当時幼かった方々もご高齢になっています。

 

戦争を知らない世代である私たちは、

興味を持つことが大切ではないかと思います。

 

 

 

先日、こんな話題に触れました。

民間TV放送各局が、戦争に関する番組を多く作りたくても、

民放局の宿命とも言える「視聴率」に結びつきにくい・・・と。

 

戦争がテーマのTV番組。

たしかに、明るい気持ちになれる番組は少ないかもしれませんが、

様々な角度から切り込み、工夫し、戦争を考える民放局の戦争関連特集は、是非ご覧いただきたいと思います。

 

日本の民間TV放送局は全て戦後に生まれました。

そういう意味では、戦争を知らない世代の私たちと、立場は近いのでないでしょうか?

 

(きょう夕方のBSNニュースゆうなびでも、きのうに続き戦争特集を放送予定です。) 

 

 

 

1982年生まれの私が思いますに・・・、

まずは、今ある平和に感謝し、大切にしなければいけないと感じます。

 

テレビや新聞や本などで、戦時中の様子に触れれば触れるほど、

胸を締め付けられるような思いになります。

と同時に、自分や家族が、

勉強したり、自由に遊べたり、平和の中で夢を追いかけられる時代に生まれたことには、

当たり前と思わず、感謝が必要と思います。

 

”戦争を知らない世代が増えている”ということは、幸せなことのはずなのに、

戦争を知らない世代への”不足感”のようなものも語られることもあるから、不思議です。

 

戦争を肌で知らない私たちのような世代が歴史を学び、

当時戦争に関わった様々な立場の人々の複雑な気持ちを考えたりすることで、

そのような不足感もそがれていくのではないでしょうか?

 

 

もっとも・・・、学ぶべき戦時の歴史には、

場合によっては、全く異なる複数の説があったりする場合もあり、

何が史実なのか、わかりにくくなってしまっているというのも、残念に思います・・・。

”複数の説がある”ということを勉強していくべきと思います。

 

 

 

そしてもう1つ思うのは、

戦争に関係したすべての国に、戦争の責任があるのではないかということ。

 

戦争が話題になると、必ず”謝罪”という言葉がついてきますが、

”謝罪”は、負けた国も勝った国も必要なのでないかと感じます。

 

どちらが先に仕掛けたとしても、どちらが勝って、どちらが負けても、

戦争は禁じ手。

どんな結果を、戦争がもたらすでしょうか・・・。

世界のニュースやここ最近の東アジアのニュースなどに触れていて、

誰もが思うところではないでしょうか。

 

 

 

72年以上前の過去に何があったのか。

戦争の渦に巻き込まれたのはなぜか。

その時、関わった日本人の思いはどんなだったか。

また、1つの出来事には、様々な説があるが、実際はどうなのだろう・・・。

 

きょうは終戦の日。

改めて考えるきっかけにしてみたいと思います。

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