「食生活」・「運動」・「生きがい」・「検診」
今回は「日本一健康なまち」を目指し、様々な事業を行っている見附市の取り組みをご紹介します。
見附市健康福祉課いきいき健康係の
反町健斗(そりまちけんと)さん、石坂美咲(いしざかみさき)さんにスタジオにお越し頂きました。
見附市では6/30(日)に「健幸フェスタ」という大きなイベントが行われるそうです。
Q.見附市は健康対策に対し、かなり力を入れているそうですね。
はい。現在見附市では 「スマートウエルネスみつけ」 の実現を掲げています。
身体面の健康だけでなく、人々が生きがいを感じ、安心して、豊かな生活を送れる状態を
「健幸(けんこう)」と呼び、街づくりの中核に据えていこうという考えです。
Q.なるほど、「健幸」ですか。具体的にどのような取り組みをされているのですか?
見附市では「食生活」・「運動」・「生きがい」・「検診」を4本柱に据えて、
健康づくり事業を行っています。
引き続きこれらの事業への参加を呼び掛けるとともに、
健康に対して関心が薄い市民でも自然と健康になれるようなハードの整備や仕組みを作ることにより、
総合的に快適で健幸な“日本一健康なまち”を目指します。
「運動」分野では、平成14年から、生活習慣病の予防や寝たきり予防を目的とした健康運動教室を市の施策として実施しています。
科学的な根拠に基づき、参加者それぞれに合わせた形で、
筋力トレーニングや有酸素運動などを組入れた運動プログラムを作成し、提供しています。
継続的に取り組んでいる方の中には、体力年齢が約15歳の若返ったという方もいらっしゃいます。
医療費を見ても、ひとりあたり10万円の抑制効果に繋がっています。
現在約1,400人の方が登録されており、平日休日問わず、大勢の方で賑わっています。
Q,15歳の若返りはすごいですね!他にはどのようなことをされているのですか?
「健幸ポイント」という事業も好評を頂いております。
年間を通して、ウォーキングをしたり、健康診断を受診したりするとポイントが貯まり、
市内で使える地域商品券に交換できるという事業なのですが、
こちらも現在約1,400名の方が参加されています。
参加者からは、「頑張った分だけ“ご褒美”がもらえるので、継続して運動できる」という声が聴かれています。
Q.頑張るきっかけになりますね。そんな見附の健康づくりの取り組みを体験できるイベントがあるそうですね。
はい。6/30(日)に「健幸フェスタ」というイベントを、
見附市の市民交流センター「ネーブルみつけ」で開催します。
「食生活」・「運動」・「生きがい」・「検診」の4本柱を中核に据えた見附市の健康に対する取り組みを多くの人に体験して頂くためのイベントです。
「食生活」分野では、小学校区ごとの生産者が栽培した多様な品種のお米を試食できます。
今年から学校給食米として、こどもたちの給食で提供し始めました。
地消地産の推進、こどもたちの食への関心を深めています。
そのお米に合わせて見附産の野菜や農家の方の手作りの味噌などを使用したおかずと一緒に味わえますので、是非ご家族でお越し頂ければと思います。
「運動」分野ではネーブルみつけ発着の健康ウォーキングや、家族みんなで楽しめて、座ったままでもできる簡単トレーニング、体幹トレーニング、骨盤エクササイズ体験会などがあります。
健康ウォーキングでは事前申し込みが必要となりますので、ホームページでチェックして下さい。
Q.「食生活」「運動」とお聞きしましたが、「生きがい」分野ではどのような体験ができるのですか?
簡単な読み書きやゲームを通して認知症予防プログラムを体験できる脳の健康教室体験や、
身体に障がいがある方でも団体で楽しめる「卓球バレー」の体験会を行います。
卓球バレーとは座ったままで6人の卓球をプレーするユニバーサルスポーツです。
Q.では4つ目の「検診」について教えて下さい。
「検診」では、唾液で虫歯のリスクを判定できる最新の機器を使って検査を行い、
歯科医の検診が受けられる無料歯科検診や、骨密度や血管年齢を測定し、
その結果を踏まえたアドバイスが受けられる「健康の駅」を実施します。
その他にも見附市観光物産協会による特製夏野菜とん汁の試食会など、
楽しく健康になれるイベントをたくさんご用意しています。
Q.では最後にリスナーにメッセージをお願いします。
健康寿命と平均寿命は、男性で約8歳、女性で約12歳の差があります。
この間にどれくらいの食事を摂ると思いますか?
約8,700~13,000回と言われています。生涯楽しく食事をしたいですよね。
心も身体も育み、私たちを笑顔にさせてくれる毎日の食事を大切にして頂きたいと思います。