まずは1日 「+1000歩」から!
新潟市の取り組みに関して、2週にわたってご紹介をしています。
今回は新潟市保健所 健康増進課の理学療法士・佐藤美和子さんよりお話しをお伺いします。
佐藤さんは普段は病院にいらっしゃるのではなく、
新潟市民の健康づくりのための運動・介護予防などの教室の企画立案をされているそうです。
Q.前回は管理栄養士の方から、新潟市の減塩の取り組みに関してお聞きしました。
今回は他の課題に関してお話しを伺えるとお聞きしました。
はい。新潟市では他の市町村と比べ、「運動習慣がない」方が多い という課題もあります。
単にスポーツなどをしているか、ということではなく、日々どれだけ動いているか、が問題になっています。
ちなみに工藤さんは、1日どれくらい歩いていらっしゃいますか?
Q.私は特別に何もない時は、大体2000~2500歩。かなり少ない自覚はありまして…。
それは少ないですね!!
国の目標としては、
男性の働きざかりの世代の方は9,000歩、
女性で8,500歩が1日の目安になっています。
以前、秋の歩きやすい気候の時に新潟市民を対象に調べたことがありましたが、
国の目標より1,000歩以上少ない結果でした。
やはり、理由のひとつにクルマの利用が多いということが挙げられますね。
Q.そのための解決策として、新潟市はどのような取り組みをされているのですか?
はい、毎年秋に 「新潟市ウォーキングチャレンジ」 という事業を実施しています。
なかなかひとりでは始めづらい人のために、職場の皆さんと、楽しみながら参加して頂く企画です。
企業や事業所内でチームを組んで頂き、4週間の歩数を新潟市に出して頂きます。
全国の目標は男性9,000歩、女性8,500歩と申し上げましたが、
新潟市としては8,000歩を目標に頑張って頂ければと思っており、
チーム平均で8,000歩を越えたチームを対象にし、参加率が高かったなどを精査し、順位を決め、表彰します。
1位のチームには2万円、2位は1万5000円、3位1万円の新潟市・佐渡市共通商品券を贈呈します。
Q.それは励みになりますね! 目標に達しなくても参加したチームには色々あるそうですね。
はい、抽選で企業様からご協賛頂いたスポンサー賞を贈呈しています。
今年は多くの企業様よりご協賛頂きましたので、当選確率が上がると思います。
Q.この取り組みはいつ頃から開始したものですか?
昨年から始めた取り組みで、今年は2年目になります。
昨年はBSNさんからも1チーム参加頂きましたよ。
Q.私も今年は参加したいと思います。足をひっぱらないように…。
お申し込みはいつまでになりますか?
取り敢えずエントリー締め切りは10月18日(金)となります。
以下が申し込みの概要です。
・ 同じ企業・事業所、団体の5~9名でチームを組む
・ 1企業から複数チームで参加頂くのも大歓迎です
・ 9/1(日)から11/17(日)までの間の、任意の連続する4週間の歩数を教えて下さい。
・ 申し込み先は新潟市のHPから
(ページ最下部に)
Q.ただ歩きましょう、というだけでなく、色々工夫されているようですが、どんなことを期待されていますか。
そうですね、まずは歩数を計ってみて、
自分が1日どれくらい歩いているのか知っていただくだけでも良いと思っています。
動いていない方はそれを自覚することで、日々少しずつでも歩く頻度が増すのではないでしょうか。
あと面白いのは、私たちの職場もそうでしたが、チームで参加をすると、
年代を越えて「歩くこと」を通じて会話が増えていきます。
さらに歩くことだけでなく、食事や睡眠など健康全般の話に膨らんでいき、
結果みんなの健康意識が高まっていきました。
Q.なるほど、「健康」は誰にとっても共通テーマですからね。
そうですね。「ウォーキングチャレンジ」が健康意識を高めて頂くきっかけになればと思っています。
Q.では最後に、リスナーに向けてメッセージをお願いできますでしょうか。
はい。運動不足を感じている方は、まず「1日+1000歩」に取り組んで頂きたいと思います。
個人差はありますが、大体10分歩いて頂くと1000歩くらいになります。
駐車場は入口から遠いところに停めるとか、
階段を積極的に使用するとか、
小さなことの積み重ねで+1000歩を目指して下さい!
新潟市保健所の佐藤さんに、「にいがたウォーキングチャレンジ」についてお聞きしました。
まずは1日+1000歩がダイジ、ということでした。
◎ 新潟市ウォーキングチャレンジ概要(新潟市HP)
https://www.city.niigata.lg.jp/smph/iryo/kenko/undo/walkingchallenge.html