食欲の秋、スポーツの秋、皆さんはどんな秋を楽しんでいますか?
今回はスポーツの秋・運動に注目します。
「運動」と言うと少し大変そうなイメージがありますが、
いつもの生活を少し変えるだけで健康につながるのです。
■ ラジオ体操の効果
新潟市中央区古町にやってきました。
やっと外が明るくなってきた午前6時前にも関わらず、
賑やかな声聞こえてきました。
声の主は、ラジオ体操に集まった住民の方々でした。
毎週水曜日古町モールでおこなっているラジオ体操。
約40人ほどが集まっており、中には学校に行く前の小学生もいます。
最年長は94歳の鷲津トヨさん。動きも軽快でお元気です。
健康だけではなく地域の方との交流にもつながっているようで、
鷲津さんは、ラジオ体操に行く朝はウキウキして寝ていられないのだとか。
このラジオ体操の発起人が大野進一さんです。
鍼灸の治療院院長で、多くの人を健康にしたいという思いから、5年前にスタート。
この取り組みが評価されて今年、全国ラジオ体操連盟などから「新潟県表彰」を受けました。
健康科学がご専門の新潟医療福祉大学の佐藤敏郎教授は、
「ラジオ体操は手軽で安全。
子供のうちから親しんでいるので、日本の人たちはいるので取り組みやすい。
過激な運動・行動がないので、安全面にも優れている」と説明してくれました。
実際ラジオ体操を続けている人は、体内年齢が実年齢よりもおよそ20歳も若い!というデータもあります。
ただ健康増進には、週に1回程度では圧倒的に運動強度と時間が足りないそうです。
でもなかなか毎日運動はできないですよね?
そのような中、佐藤教授は「いかに生活の中で運動するシーンを作るかがポイント」だと言います。
そこで、毎日の生活をちょっと変えるだけで運動になる 「ちょい足し運動」 を教えていただきました。
■ ちょい足し運動 その1 「歩く」
◎ ポイント
膝を高く上げて行進のよう歩くというイメージよりは
そのエネルギーを前に持っていきます。
そうすると、自然と かかと から足が着くようになり、
さらにいつもよりも歩幅が大きくなっていませんか?
できる人は手も動かして、速さを意識してみてください。
実際に試してみた久能木アナウンサーは、身体が温かくなり
内もも、おなかも使って歩いている感覚になったそうです。
■ ちょい足し運動 その2 「階段」
ついつい通勤・通学などで、階段を避けているは人いませんか?
階段を歩くということは、自分の体重を持ち上げるわけですから、
それなりに足腰に負荷を掛かります。
階段をただ登るだけ、これも立派な運動です。
余裕のある人は一段飛ばしながら登ってみましょう。
手も振ると楽だし、活動量も一気に上がるため効果的です。
いつもの生活に「ちょい足し」。
ちょっとしたことの積み重ねだけでも、運動を取り入れてるっていう感じに変わってきます。
普段の生活を見直して、運動量を増やしてみると、
運動がぐっと身近に感じられそうです
皆さんも「ちょい足し運動」、是非始めてみてください!
( 『ゆうなび』 2019年9月24日放送)