今月のテーマは「玄米」です。
健康にいいのは分かっているけど、あまり馴染みのない玄米。
今回は玄米の魅力を紹介していきます。
■ 玄米パワー
玄米のパワーについて
新潟大学医学部 の曽根博仁教授に教えていただきました。
玄米は食物繊維が豊富で、ビタミンB1をはじめとするビタミン類が豊富で、
特に玄米に含まれる食物繊維は、血糖値の急な上昇を抑えてくれたり、コレステロールを下げてくれたりと生活習慣病予防に良い効果が期待できるということです!
この話を受け、スタジオの今井美穂さん
「なんとなく身体にいいのは知っていたけど、本当にすごいんですね!」と納得。
玄米を食べたくなってきた人も多いのではないでしょうか。
おいしい食べ方、おいしい炊き方知りたくなりましたよね?
■ 五ツ星お米マイスター登場
そこでスタジオにお越しいただいたのは 新潟市の「保苅米穀」の保苅晃規さん。
大正12年創業の保苅米穀の代表である保苅晃規さんは
「五ツ星 お米マイスター」の資格を持つ、まさにお米のスペシャリスト。
山脇さんの「玄米っぽいですね!」という失礼なツッコミにも笑顔で応えていただきました。
(大変失礼いたしました...)
保苅さんには「玄米のおいしい炊き方」と「玄米に合うおかず」を教えていただきました。
■ 玄米のおいしい炊き方
玄米は硬いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
保苅さんから「ふっくらとしたおいしい玄米の炊き方」のコツを教えていただきます。
① 洗い方
大量の水で、手早く洗いましょう。
最初はお米が水を吸いやすいので、洗うのに使った水はすぐに捨ててください。
② 強めにとぐ!
水を捨てたら、お米をとぎます。
◎ ポイント
お米とお米をこすりあわせるように、強めにとぐのがポイント!
表面に傷をつけることで水の吸収が良くなります。
ふっくら仕上げるためのコツの1つということです。
この「とぐ」「洗い流すを」3回くらい繰り返してください。
③ お米を水に浸します
お米を水に浸します。この水加減も大事です。
玄米1に対して、水を1.3くらいが理想。結構多めですね。
さらにこの時、塩を加えると、独特の臭みを抑えられます。
玄米の臭いが苦手という方は、是非試してみてください、
◎ ポイント
水の量は白米と比べ多めに。
時間も6時間以上浸すようにすると、ふっくらやわらかく仕上げることができます。
一晩浸けていただいても構わないとのこと。
④ 炊飯
最後に炊飯です。
炊飯器に「玄米モード」がない場合は、炊きあがってもすぐにふたを開けず、10分くらい蒸らすと良いでしょう。
最後に、余分な水分を飛ばすように、下からほぐしてください。
ふっくらとやわらかい 玄米ご飯出来上がりです!
■ 簡単にできるおかず
保苅さんが本番用に炊いてくれたふっくらやわらかく炊き上がった玄米ご飯を
スタジオでいただきます。
やわらかさ!お米の甘味!玄米の香ばしさ!
口に入れるごとにおいしさを感じられる玄米ご飯に、皆さん感動。
さらに五ツ星お米マイスター・保苅さんから
玄米に合う、簡単にできるおかずのレシピを紹介してもらいました。
独特の個性を持つ玄米には、コクや旨味のある食材・調味料を使った料理がおすすめで、
魚で言えば白身魚より青魚、味噌やチーズなどを使ったおかずが良く合うとのことです。
カレーのようなとろみのあるものや、チャーハンでもおいしく食べられるし、
ライスサラダのような食べ方もおすすめとのことでした。
さすが五ツ星 お米マイスター。
今回はサバ缶を使ってできる簡単なおかずを作っていただきました。
それがこちら、「サバ缶トマト」。
試食したスタジオの出演者から玄米と非常によく合うと大好評でした。
グラタン皿に、水を切ったサバの水煮を入れ、トマトソースをかけ、チーズを乗せて、
チーズにこんがり焼き色がつくまで焼くだけ。
簡単な時短メニューです。
玄米はお米屋やスーパーマーケットでお手頃価格で購入できます。
様々な種類がありますので、食べ比べも面白いかも知れませんね。
ぜひこの機会に身体に良い玄米、試してみてはいかがでしょうか。
※ 食物繊維が豊富ですので、胃腸が弱いという方は、少しずつ、よく噛んで食べることを心掛けてください。
(2020年2月22日放送)