今回は体調に直結する毎日の「眠り」についてスポットを当てたいと思います。
日本人は、世界的に見ても睡眠時間が短く、主要29か国の中で平均睡眠時間では28位。
1位の南アフリカと比べると1時間半ほど短いのです。
そして2015年の厚生労働省の調査では、平均睡眠時間が6時間未満の成人が年々増え、
およそ4割に上っています。
そこで今回は快適に眠るためのコツ・ポイントをお伝えします。
■快適に眠れていますか?
毎日の睡眠について街の人に聞いてみると…
「毎日決まったように2回くらいは起きる」
「寝ても寝ても眠い」
「枕を変えたりして気を使っているのですが、肩とか合っているのかわからなくなる」
「いつも寝不足感がある。年相応に朝早く目が覚めたり、体調にあらわれたりすることが多い」
眠りの悩みを抱えている方は多いようです。
■専門家と考える「睡眠」
燕市にある寝具専門店「綿久」です。
こちらでは、日本睡眠科学研究所が認定する眠りのプロ、「スリープマスター」が快適な睡眠をとるためのカウンセリングサービスを行っています。
(綿久 美内信介社長)
「生活習慣を変えることで睡眠の質や深さに影響することがあるし、毎日使う寝具を見直すことで睡眠の質や深さが変わってくる」
就寝時間や寝ている時に気になることなどを細かくカウンセリングしてもらいます。
麦島アナウンサーは眠るのが午前1時ごろ。首が痛くて寝返りを打つとしびれで目が覚めるそう。
ほかにも日中の眠気が気になるということで、スリープマスターの美内さんからは、睡眠の時間ももちろんですが、睡眠の質を考えたほうがいいのではないかというアドバイスをもらいました。
■睡眠の質 向上を!
その睡眠の質をよくするためのひとつとして提案されたのが「オーダー枕」。1人1人にあった高さや好みの硬さなどに応じて、自分専用の枕を作ってくれます。
立っている時の姿勢がそのまま寝たときにもキープできるのが理想だそうで、その姿勢を支えるのが枕なのです。
姿勢を測ってもらったところ、麦島アナウンサーはどちらかというと低めの枕の方が合いそうだということがわかりました。
そこで、いくつか枕を試してみると…
枕はわずか1cm高さを変えるだけで、感覚が変わります。
このオーダー枕は好みの硬さや素材を選ぶことができるそうで、仰向きや左右の横向きに応じて最大14か所あるポケットで高さを調節し、自分にぴったり合ったものに仕上げます。
麦島アナウンサーも大満足だったようです。
■“非日常”の快適な眠りを求めて
続いて訪れたのは、新潟市中央区にある新潟グランドホテル。
こちらでは客室のリニューアルが進められていて、こだわっているのがベッドです。
(新潟グランドホテル 渡辺賢一 総支配人)
「今まで柔らかめだったのを硬めにした。それだけではなく、寝たときの体の軽さやふわりと軽くなるような寝心地を追求した」
さらに新たに導入したマットレスに加え、枕もテンピュール素材に変更したそうです。
■あらためて睡眠の質をこだわってみては?
新潟グランドホテルではデイユースなどで客室を利用できるプランなども展開していて、
仕事や勉強に集中して疲れたなと思ったら、快眠を追求したベッドでリフレッシュするのもいいかもしれませんね。
様々な制限やストレスがある今だからこそ、「心地よい眠り」にこだわってみてはいかがですか?
睡眠時間を大幅に増やすことは難しいかもしれませんが、眠りの質を高めることにチャレンジするのも大事かもしれませんね。
睡眠不足はがんや心臓病、生活習慣病のほか、うつ病などの精神疾患の発症リスクを高めるといわれています。睡眠環境を整えて、元気に過ごしましょう!