■新潟の企業が作った「新型ウイルス対策グッズ」とは?
今回注目したのは、新潟の企業がいろいろな新型ウイルス対策グッズを製作しているということで
紹介しようと思います。
今回ご紹介するのは次の3つです。
① 抗ウイルス効果が30回洗濯しても続くマスク
② これからの時期にありがたい!鼻がスース―さわやか!マスク専用のスプレー
③ これは安心!ポンプ式消毒液を足で出す装置
■抗ウイルス効果が洗濯しても30回続く?!話題のマスクって何?
妙高市の小学校にお邪魔しました。児童の皆さんが着けているマスク、着け心地を聞いてみると…
「いつもより ちょっと涼しい」「息がしやすい」
子どもたちから評判なのが「科学のマスク」です。
立体的なデザインとストレッチ性、そして生地もポイントで、全国から注目を集めているマスクなのです。
■「科学のマスク」の特徴を聞いてみよう
マスクを開発したCONOMiの相浦孝行社長に特徴を聞きました。
①「30回洗っても抗ウイルス効果が続く」
約3ミクロンのマイクロカプセルに抗ウイルス溶剤を内包し、コントロールリリースと言って、
徐々に放出されるように作られています。
②「マスクの中が暑くなりにくい二層構造」
マスクの表には高密度の柔らかい素材を使い、中はメッシュ素材で、マスクの中の熱を逃がすとい
う構造になっています。
③「気軽に洗濯機で洗えて、縮まない」
マスクは手洗いがいいと言いますが、このマスクは洗濯機で洗うことができて、ほとんど縮んだり、
しわができたりしません。
■マスクを作るCONOMi、実は…
このマスク、学生向けの制服を作る会社が手掛けました。
抗ウイルス効果を施した加工の制服をマスクに応用したり、体操服のメッシュ生地をマスクの内側に施したりと本業の経験と技が生かされているのです。
このマスクは妙高市などの取扱店のほか、インターネットでも買うことができるということです。
■鼻がスース―さわやか!マスク専用のスプレー
暑くなってきました。
そうするとマスクをしているのが大変ですよね…
そんなときに活躍するのが「マスク用のスプレー」です。
マスクに吹きかけるだけでさわやかになるのだとか。
使い方を美星-きらら-の長谷部えりか社長に聞きました。
使い方は簡単で、マスクの外側にスプレーを3~4回吹きかけて、
マスクをパタパタと振って軽く乾かしてください。
すると、いい香りがしてくるのです!この香りに癒される方も多いのだとか。
このスプレーにペパーミントが含まれているのですが、この中の成分にメントールの一種が含まれて
いて、体感温度を4度下げるという実験効果もあるそうです。
■作ったのは香りにこだわっている、ある職業の…
スプレーは「オレンジミント」「グレープフルーツミント」「ハーブミント」の3種類があります。
実は長谷部社長はアロマテラピストとしてアロマサロンを経営していて、香りにこだわっています。
お客様にあったオイルでトリートメントを施しているのです。
このスプレーはホームページから買うことができるということです。
■足でペダルを踏んで… これは安心!ポンプ式消毒液を足で出す装置
新潟市内の産直市場に来てみると入り口には新型ウイルス対策で消毒液が置いてあるのですが、足で踏んで消毒液を出す形になっているのです。
利用者からは「手を使わないから汚れない」とか「直接触らないからいい」といった声が上がります。
「フットマン」という名前のこの装置。開発した渡英商店の渡辺隆行社長に話を聞きました。
この商品はステンレス製で室内でも屋外でも使うことができるほか、バンドやアジャスタを使うと、様々なボトルのサイズにも対応できるということです。
■作っているのは、まさかの…
ステンレス製の商品ということで、どんな会社が作っていると思ったら…
実は「餅メーカー」なんです。
加茂市にあるこちらの渡英商店は、なんと創業 明治20年。使っている機械が加茂市の文化財にも指定されているとのことです。
大切な機械は自社の修理部門で直しながら使っていて、この技術を生かして使ったのがフットマンだったのです。
気になる方はホームページなどからチェックしてくださいね。