今回は「日本一健康なまち」を目指して様々な事業を行っている見附市の取り組みについてうかがいます。
見附市は「スマートウェルネスみつけ」の実現を掲げて、身体面の健康だけではなく、人々が生きがいを感じ、安心して豊かな送れる状態=「健幸(けんこう)」をまちづくりの中核に据えていこうとしています。
「食生活(食育)」「運動」「生きがい」「健診」の視点による健康づくりに加えて、住んでいるだけで自然と健康に、そして幸せを感じられる「日本一健康なまち」を目指して取り組みを進めているということです。
■7/13(月) 「食生活」についての取り組み
出演:見附市 健康福祉課 管理栄養士 石坂美咲さん
○ポイント
・見附市のスローガンは「食がいかに大切かを知っているまちづくり」。
生産から消費、栄養・健康まで「食」に関わる全てのことを総合的にとらえ、
家庭・地域・学校・企業が連携・協働しながら取り組んでいる。
・「減塩・適塩」について、味噌汁の塩分濃度を減らす取り組みをここ数年行ってきた。
「飲んではダメ」ではなく、おいしく無理なく減塩する食べ方を伝えることで、
市民が減塩を意識した結果、塩分濃度の減少につながった。
高血圧リスクの減少にも取り組んでいる。
・食行動の改善から食環境づくりに視点を変え、
2020年4月から「みんなで創る!M&M元気プロジェクト」と題した取り組みを始めた。
地元のスーパーと協働したもので、第一弾は「望ましい食生活の普及啓発」として
見附市の管理栄養士が様々な健康面から提案した食育レシピを
スーパーのチラシに掲載してもらった。
■7/20(月) 「運動」についての取り組み
出演:見附市 健康福祉課 いきいき健康係 反町健斗さん
○ポイント
・健康的な暮らしを続けていくためには「筋トレ」と「有酸素運動」を継続的に行うことが重要。
・見附市民や見附市内で勤務されている人を対象とした「健康運動教室」を実施。
無理なく楽しく運動習慣を身に着けてもらえるように大学機関と連携し、
個人個人の目標に合わせた指導プログラムを提供している。
・見附市では「健幸ポイント」事業を展開。
健康診断を受診したり、運動教室に参加したりすることでポイントが貯まり、
見附市内で使える地域商品券と交換することが出来る。
またポイントは自分で使うだけではなく、地域のコミュニティや
小中学校に寄付することも可能。