今回は、公益社団法人 新潟県栄養士会 加藤 真弓 さんにお話を伺いました。
〈ポイント〉
・公益社団法人新潟県栄養士会は、目的を同じとする管理栄養士・栄養士の組織する専門職能団体。
2022年8月現在1194名の会員が在籍。
・夏バテは、夏の暑さが原因で起こる脱水や自律神経の乱れ、栄養不足からくる体の不調の総称。
冷たい飲み物や水ばかりを飲むことはダメ。冷房の効かせすぎもダメ。
・体内時計は24時間よりも長め。毎日リセットさせる必要があり、"光"と"朝食"が大切。
主食・主菜・副菜のある1日3食の食生活で夏バテを防ぐことできる。
・暑くなると、さっぱりとした冷たい麺類など、糖質の多いものを食べることが多くなるが、糖質をエネルギーに変える働きを持つビタミンB1という成分が不足しがち。
・きゅうりやトマト、なす、ゴーヤなどの夏野菜は水分を補給したり、 適度に体を冷やす作用がある。
・食欲がないときの調理の工夫として、にんにく・生姜・梅・しそ・ねぎ などの香りのある食材は、食欲増進や抗菌作
用、消化吸収も助ける。カレー風味など香辛料を使った料理は食欲増進、酢やレモンなどは後味がさっぱりして食べやすくなる。
・夏バテ気味の時は、油分の多い揚げ物や、脂肪の多い食事などの料理は避ける
・適度な運動と睡眠も大事。
・新潟県栄養士会栄養ケア・ステーションは、食・栄養の専門職である管理栄養士、栄養士が栄養ケア活動を提供する、地域密着型の拠点。
【放送内容はこちらから(前編 8月15日(月) 放送分)】
【放送内容はこちらから(後編 9月5日(月) 放送分)】