田巻直子アナウンサー

寿命ではなく、健康寿命「ケンジュがダイジ」と題してお送りしているこの時間。
今日は地域の取り組みということで魚沼市にある上村医院の上村伯人院長にお話を伺ってまいります。
上村先生よろしくお願いいたします。』

上村伯人院長

はい、よろしくお願いします。』

田巻直子アナウンサー

上村先生はお医者様でいらっしゃいますが、この番組は健康寿命延伸を目指すことをテーマにしている番組なのですが、上村先生は普段行っていらっしゃる健康寿命延伸のためケンジュなことって何かありますか。』

上村伯人院長

はい、私達医師はまず自分が元気でないと患者さんに良い医療提供できないというふうに思っていますので、食事と運動についてはかなり気をつけています。
運動は週に二、三回は走ったり筋トレなどをしていますし、雪のあるシーズンにはスキーに行ったり。』

田巻直子アナウンサー

すごくいろいろな活動も頑張っていらっしゃるんですね。』

上村伯人院長

やっぱり運動していると自分の体調が良くなるのがわかるので運動だけは欠かさず続けています。』

田巻直子アナウンサー

地域の皆さんに上村先生みたいになりたいわ、と思われているんじゃないかななんて思いました。
上村先生が院長されていらっしゃる上村医院ですが、内科小児科の診療所だとお聞きしていますけれども、簡単に病院のご紹介もお願いできますか。』

上村伯人院長

はい、上村医院は、明治34年に現在の南魚沼市大和地区に初代が開院いたしました。
その後2代目の祖父が、小出病院の初代の委員長になった後に、昭和3年に現在の魚沼市、旧小出町須田町に開院しました。
私で4代目になるんですが、平成28年に改築しまして、現在に至っております。』

田巻直子アナウンサー

100年以上4代目でいらっしゃるということですからものすごく歴史がある医院なんですね。
そんな上村先生がどんなことをご紹介していただけるんでしょうか今日は。』

上村伯人院長

地域の糖尿病対策推進会議という会議がありまして、その会の会長をしております。
そこで、その対策推進会議が行うイベントについて今日はご紹介させていただきたいと思います。』

田巻直子アナウンサー

早速どんなイベントか教えてください。』

上村伯人院長

糖尿病は怖い病気だということは皆さん感じていらっしゃると思いますが、実際にどんな病気なのかを知るという機会は、ご自身がならないとなかなかわからないということが多いと思います。
そこでしっかり理解していただいた上で、対策を進めていただきたい。
糖尿病にならないために、あるいはなったらどうしたらいいかということを勉強していただく機会として、魚沼地域糖尿病対策推進会議が主催で、「うおぬま糖尿病を知る集い」というイベントを11月10日(日曜日)に行います。』

田巻直子アナウンサー

はい、11月10日(日曜日)にイベントがあるんですね。
どんな内容になるんでしょうか?』

上村伯人院長

はい、大きく四つのテーマがあります。
一つ目はまず糖尿病を知ろうということで専門職の方からの講演と題して、3名の先生方からご講演いただきます。
講師を紹介させていただきますと、1人目が新潟県立新発田病院代謝内分泌科の櫻井祐貴さんから糖尿病について講演していただきます。
2人目が新潟県歯科衛生士会、歯科衛生士の野上しのぶさんです。
実は糖尿病と歯の関係ってとっても大きいんですがなかなかツールが皆さんに伝わっていないので、ぜひ歯の事と糖尿病の関係について勉強していただきたいと思っています。
3人目が、認定栄養ケアステーション「よりそいーと魚沼」という組織が出来上がっておりますが、その代表で管理栄養士の小幡郁子さんから糖尿病に関するのお話をしていただきます。』

田巻直子アナウンサー

はい、様々な角度から糖尿病について知るチャンスなんですね。
あと他にも三つテーマがあるということですが教えていただけますか。』

上村伯人院長

はい、まずはですね、相談展示コーナーと題して、体、歯、お薬、フットケア、食生活なんかについてそれぞれの専門家からアドバイスをいただけるコーナーを設けます。
それから血糖、血圧を測定するコーナーも設けます。
血糖測定は一応定員は80名程度ですのでご承知ください。
最後に糖尿病と運動についてですが、ノルディックウォークという運動があります。
これは、ただ歩くのではなくて、両手にストックを持って歩くウォーキングで海外でも盛んになってますし日本でもかなり盛んになってきてます。
健康作りにはもってこいの運動なんですね。
私が新潟県のノルディックウォーク連盟のメディカルアドバイザーになりましたので、ぜひこれを機会に皆さんに紹介して体験していただきたいということで、1回20分のコースを歩いていただくことを2回予定しております。』

田巻直子アナウンサー

上村先生と一緒に歩くことができるんですね。』

上村伯人院長

はい。』

田巻直子アナウンサー

楽しそう私も行ってみたくなりました。
こうした内容で糖尿病をまず知ることが大切ということですね。
改めて実施される日時と会場を教えてくださいますか。』

上村伯人院長

はい、11月10日(日曜日)9時30分から11時30分まで行います。
会場は、魚沼市にあります小出ボランティアセンターという会場です。』

田巻直子アナウンサー

はい、ぜひ一緒に体を動かしてみていただきたいと思います。
では最後に上村先生一言お願いできますか。』

上村伯人院長

はい、魚沼地域は全国でも有数の医師不足の地域で、地域の方たちが、医療を大切に使おう医療の無駄遣いをなくそうということで取り組んでおります。
その成果もあって、住民1人当たりの医療費も全国で最も安く済んでいます。
これは住民の方たちが健康に気をつけて、医療の無駄遣いを避けているからですが、医師不足の地域だからこそ病院を減らそう、病気になっても重症化させないでいこうということで、住民の方も一緒になって地域作りをしています。
これがこの地域の成果であります。
医学生や研修医もこの地域に来てそのことを学んで行っております。
そういった中で糖尿病に対してもこの地域の取り組みがあちらこちらから評価されています。
ぜひ魚沼以外の方もこの地域に来て糖尿病の取り組みを感じていただいて勉強していただければというふうに思います。』

田巻直子アナウンサー

はい、医療費が少ないということは皆さんが元気ということですもんね。
ぜひ多くの方にイベント参加していただきたいと思います。
ケンジュがダイジ、今週は糖尿病に関するイベントのご紹介を魚沼糖尿病対策推進会議メンバーの魚沼市上村医院上村伯人院長に伺いました。
上村先生ありがとうございました。』

上村伯人院長

はい、ありがとうございました。』

<放送内容はこちらから>