寝る前、出かける前など、遊びを中断させるのが大変で困っています。「あと1回だけね!」などと約束して、なんとかやめさせようとするのですが、なかなか耳を貸してくれません。かんしゃくを起してしまうこともあります。どのようにしたらいいですか?(4歳8ヶ月)

 

○ 一方的な約束は忘れがち

一般的に言って4歳半~5歳位はとても穏やかな年代なんです。自分のことは自分でできるようになりますし、お手伝いも上手になります。一人で遊びに行くことも出来ますし、自転車に乗ればかなり遠くまで遊びに行くこともできます。しかし、ママからの一方的な約束はすぐに忘れてしまうようです。例えば「触っちゃダメよ」とか「危ないから止めなさい」と言われてもすぐに忘れて注意されたことを、繰り返すようです。

 

○ お約束のポイント

遊びに夢中になっている時に、「もう寝る時間だから寝なさい」と言ったり、お子さんが遊んでいる真っ最中に、急に「お出かけするよ」と言って遊びを中断すれば、やはりお子さん納得できないと思います。お出かけする予定があったら、前の日に伝えられたら前の日に、それが無理ならお子さんが遊び出す前にお子さんに「今日は何時にお出かけしたいんだけど大丈夫?」とお子さんに聞いて、お子さんの了解を取って下さい。お子さんの了解を取っておけば、時間になって「さあ、お出かけしましょう」言ってもスムーズにいくと思いますよ。

 

○ 競争やゲームを取り入れて

お子さんに早寝早起き朝ご飯の規則正しい生活リズムについて話してあげるのも大切だと思います。例えば時計を用意して「朝は7時に起きましょう。7時は短い針が7の所、長い針が12の所よ。そして朝ご飯を食べて、8時になったら保育園に行く支度をして保育園に行きましょうね。夜は7時に夕ご飯を食べて、お風呂に入って少し遊んで9時になったら絵本を1冊読んであげるよ。そしたらお休みなさいで、寝ましょうね。毎日これを繰り返していくと丈夫で元気な子に育つんだって。頑張ってチャレンジしてみない?ママがこれを守れるか、〇〇ちゃんが守れるか競争してみょうか?」と遊び感覚でお子さんに規則正しい生活リズムが送れるよう話をしてあげる事が大切です。

 

○ 我慢できないときは。。。

カンシャクを起こしたら、黙ってお子さんが落ち着くまで待ってあげて下さい。少し落ち着いた所で、「今遊び楽しいんだよね、」と、お子さんの気持ちを受け止め、共感したうえで「1冊好きな絵本を持って来て。」と言って気分転換をはかってあげて下さい。絵本を読んだ後で「もう9時だから寝ましょうね。」と言ってお部屋を暗くして添い寝をして「とんとん」をしたり、子守唄を歌ったりして、寝せてあげて下さい。お買物に行く時もやはりお子さんが落ち着くまで待ってやり、落ち着いたところで、お子さんに共感してあげ、その上で「一緒にお買物に行って、お買物するお手伝いしてほしいの」と気分転換をはかって上げてください。そうすればお子さん、素直に対応してくれると思いますよ。