同じ年頃のお友達と遊んでいると、おもちゃの取り合いになります。お友達を倒して泣かせてしまった事もありました。「ごめんね」と謝らなければならない事を知って欲しく、娘には「謝りなさい」と言いました。けれども、謝ろうとしません。結局、私が謝りました。「ごめんね」と娘にしっかりと言わせて解決させた方が良いのでしょうか?(3歳)

 

○3歳の成長

3歳のとても活発なお嬢さんですね。3歳のお嬢さんですと、まだ遊びのルールを理解していませんし、言葉もそんなに上手に使えません。そこでお友達とおもちゃの取り合いをするんですね。

 

○まだ、ごめんなさいが言えない年齢

3歳児さんは、自分のほしいおもちゃをお友達が使っていると、黙ってとってしまいますので、そこで喧嘩が始まるんです。 ママはお友達を倒して泣かせてしまったお嬢さんに、「ごめんなさい」と謝らせようとしますが、お嬢さんは遊びのルールを理解していないので、ご免なさいが言えません。

 

○ごめんねってどうゆう意味?

まず、お嬢さんがお友達の使っているおもちゃを取って、喧嘩が始まったらお嬢さん      はまだ3歳ですので、ママは喧嘩にストップをかけてください。そして「お友達の使っているおもちゃを黙って取るのは良くないよ。欲しかったらお友達に『貸してね』と言って、お友達が『いいよ』と言ったら使うんだよ。それにお友達を倒して泣かせるのは良くないよ。お友達は〇〇ちゃんに倒されてきっと痛かったと思うよ。だから〇〇ちゃんはお友達に「ご免なさい」と謝まらなくてはいけないんだよ」と言って、お子さんに謝ることを教えると同時に、遊びにルールがある事をお嬢さんの解る言葉で繰り返し教えてあげて下さい。お子さんが喧嘩をした時、自分達で解決できるようになるのは、発達段階から考えて、だいたい5歳ぐらいです。ですから3歳のお子さんは喧嘩を自分達で解決するのはまだ無理なんです。

 

○ママが代わりに謝るのは?

喧嘩相手のママも居ますので、お嬢さんが謝らなかった時には、ひとまずママが謝った方が良いと思います。その後で、先程言ったように、何故お友達の使っているおもちゃを黙って取ってはいけないのか、お友達を倒してはいけないのか、乱暴をした時には何故謝らなくてはいけないのかをお子さんに繰り返し教てあげて下さい。繰り返しお嬢さんに教えていくうちに、お嬢さん遊びのルールを理解し、乱暴をした時には「ごめんなさい」としっかり謝ることができるようになります。そしたらお子さんに「ママは〇〇ちゃんが大好きよ」と言って抱きしめて下さい。