孫は保育園の2年目(2歳2ヶ月)です。先日、一緒にショッピングモールに出掛けました。すると野に放したライオンの子どものように走り回り、興奮して大はしゃぎ!どのように対処したら良いのでしょう?娘(ママ)に聞くと、いつもは近くのスーパーくらいにしか連れて行った事がないそうです。出かける回数が少ないので、このような事になるのでしょうか?また、大人と同じ大きさの物を与えないと泣いてしまいます。子供用に半分に切ったりすると嫌がって食べません。例えばバナナ。半分はイヤ!結局、大人の方が根負けして、大きな物を与えてますが、残してしまうこともあります。保育園から変えると、義理のお母様が面倒を見てくれていますが、孫の思い通りに与えてしまうそうで、娘も今さら言えないと言っています。乙川先生、よきアドバイスをお願いします。

 

○ショッピングセンターにびっくり!

新潟も大型のショッピングセンターが沢山できましたね。ショッピングセンターは、車が渋滞し、駐車場に中々入れませんので私はあまり行きません。ショッピングセンターの中は広く大きくて、沢山の商品が並べてありますのできっとお子さんはビックリして興奮し、広い店内を思いっきり走り廻っていたんでしょうね。お子さんの気持ち解るような気がします。

 

○興奮してしまう気持ち

このお子さん本当に嬉しかったんだと思いますよ。それと2歳児さんですと運動能力が発達し、走れるようになり自分の行きたい所へ何処へでも自由に走っていくことができます。それがお子さんにとってとっても嬉しいんです。また2歳児さん になると、何でも興味関心をもつんです。ですからこのお子さん初めて行ったショッピングセンタ-の大きさ、広さそして品物の多さに驚き、喜び興奮して走り回ったんだと思いますよ。

 

○騒いだ時は?

お口に人差し指を1本立てて、「シーッ、騒がしいと他のお客様の迷惑になるから騒が

ないで静かにしょうね。できるかな~?できたら凄いね!さあ始めるよ。1,2、の3シーッ」と言って見て下さい。お子さん面白がって「シーッだね」と言って口に人差し指をあてて、きっと抜き足差し足のポーズで歩き始めると思いますよ。そんなお子さんに「格好いいね」といっぱい褒めてあげてください。

 

○自己主張の年齢

2歳2ヶ月ですので、今は何でも大人の真似をして喜ぶ年齢ですし、自己主張が一番強くでる年齢なんですね。食事の時もお子さんは自分は大人と同じに食べたいのに何で自分のバナナだけ切って半分にするのと思うのでしょう。ですから大人のバナナも半分に切って同じにして一緒に食べ、もりもりお子さんが食べていたら、「お代わりあるからね」と言ってあげて下さい。お子さんがお代わりして全部食べた時にはいっぱい褒めてあげて下さい。また、小房に分けた葡萄や梨を大皿に盛ってだしてやり、お子さんに小皿をあげて、大皿から1つずつ取って食べたら次におかわりをすると、お子さん大人と同じなので、喜んで食べると思いますよ。

 

○イヤイヤが始まったら

イヤイヤが始まったら、お子さんが落ち着くまで待ってあげて下さい。落ち着いたところで「それ全部食べたらお代わりあげるよ。お代わりして沢山食べると、大きくなれるよ。頑張ってもりもり食べてお代わりしてね。」と励ましてあげて下さい。それでもぐずっていたら、「もうご馳走様ね」と言って、食事はお終いにして、今度は別の遊びに誘って気分転換をはかってあげて下さい。

 

○このままで様子を

おばあちゃまには何も言わなくても良いと思います。おばあちゃまは毎日一生懸命お孫さんを見て下さっているんです。このおばあちゃまが一番良く解っていると思います。それに、このイヤイヤ期を乗り越えれば、自分の食べられる分量もわかり、駄々コネはしなくなります。一過性のものですのでそのままで良いと思います。