仕事から帰ってくると、すぐにおっぱいを欲しがってしまい。父親と居る時よりもグズグズ言う事が多いです。普段は父親がほとんど育児をしてくれています。年齢的にも卒乳かな?と思ったり、でも、普段一緒にいられない分、心の安定剤代わりに続けようかなと思ったり。。。このままおっぱいを与え続けてもいいですか?あまり、私が育児に関わってあげられる時間がなくて不安に思うことがあります。(1歳7ヶ月)

 

○育児と仕事の両立

とってもお子さん思いの優しいママと、イクメンパパでお子さん幸せですね。このお子さん1歳7ヶ月でまだ小さいですし、ママが大好きなんです。だからママの顔をみたとたんに、甘えておっぱいを欲しがり、ママとのアタッチメントを求めているんです。ママはお仕事から帰ってきて直ぐにお子さんにおっぱいを求められると、家事ができず大変だとは思いますが、お子さんの心を満たしてあげることが、一番大切だと思います。

 

○赤ちゃんの気持ち

父親には父性だけではなく母性もありますし、母親にも母性だけではなく父性も有ります。でも、お子さんはまだ幼いので、より母性を求めるんです。お子さんにパパがどんなに優しくかかわってあげても、ママの顔を見たとたんにママを求め、ママに甘えたくてぐずぐずぐずるんだと思います。家の孫の例ですが、孫が幼い時、母親がいない時はとっても聞き分けのいい子でいたんですが、母親が帰って来たとたんに、言うことを聞かなくなり、ぐずぐずぐずっていましたね。本当に不思議なんです。ですからパパがどんなに愛情をかけて育てても、パパにはないママにしかできないアタッチメントを、お子さんは求めているんです。

 

○卒乳について

1歳3ヶ月を過ぎた頃から親御さん達は、卒乳を考えておられるようですが、佐々木正美先生の著書によりますと、お子さんがお母さんのおっぱいを求めたら、何時までも飲ませてあげて大丈夫です。お母さんのおっぱいはお子さんにとって気持の安らぐとってもいいものなんです。自分の中に母なるものをしっかり持っているということは、子どもを自立させていくうえで、とっても大事なことだろうと私は思っています。親に十分依存できた子どもは、しっかりと自立していきます。と、書かれています。ですからお子さんがママに甘えておっぱいを求めてきたら、お子さんを思いきり甘えさせてあげ、心ゆくまでおっぱいを飲ませてあげて下さい。それが今、お子さんにとって一番大切なんです。お子さんママのおっぱいに触れながら、おっぱいを飲んでいる時が、まさに至福の時なんです。ですからママはお子さんに授乳する時は、お子さんの目をしっかり見て、お子さんに優しい笑顔で言葉がけをしながらおっぱいを飲ませて下さい。その光景を私が今イメージしますと、心がほのぼのと温かくなります。