ラジオネーム:みんみん (お子さん 5ヶ月)

 

質問:仕事に復帰したら寝る時間が早くても10時すぎになってしまいます。発育に問題があるでしょうか?

 

Q,寝ることは赤ちゃんの仕事のひとつですよね?

A,そうですね。5ヶ月の赤ちゃんにとって睡眠はとても大切です。睡眠は赤ちゃんにと

  って、健康のバロメーターですからね。5ヶ月の赤ちゃんの生活は、離乳食が始ま

ります。赤ちゃんが目覚めてから、離乳食を食べおっぱいを飲み、いっぱい遊んで疲

れたら眠ります。それに赤ちゃんはまだ5ヶ月ですので、生活のリズムはできてませ

ん。6ヶ月に入ってようやく生活のリズムができてきます。赤ちゃんが睡眠を沢山摂

るためには、昼にいっぱい体を使った遊びをして、いっぱいおっぱいを飲んでくれる

ことがポイントです。

ママのお仕事が始まると10時にしか寝れないとのことですが、できればママが寝る

時に赤ちゃんと一緒に寝るのではなく、大変だとは思いますが、赤ちゃんを先に寝せ

て下さい。その後で家事をやられると良いと思います。

 

Q,子どもの就寝時間が遅くなっているという統計もあるそうですが、発育に影響は?

A,そうですね、20年位前から親御さんたちはお仕事が忙しくなり、お子さん達は親御

  さんの生活リズムに合わせられ、夜寝る時間が遅くなっているようです。

小児科のお医者様によりますと、人間の体内時計は25時間周期ですが、お子さんが

朝早く起きて、朝の光を浴びることによって、体は24時間の体内時計をリセットし

ます。目覚まし時計は脳にあります。早寝早起きをしたお子さんが朝ご飯を食べると

セロトニンと言うホルモンが沢山でて、感受性豊かな優しいお子さんに育つそうです。

それと、人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。レム睡眠は体は眠って

いますが脳は起きているといった浅い眠りです。ノンレム睡眠は体も脳も眠っている

深い眠りです。お子さんが早寝をしますと、ノンレム睡眠に入ります。そうすると成

長ホルモンが沢山でます。この成長ホルモンをメラトニンといいます。メラトニンは

骨や筋肉や皮膚の新陳代謝をうながし、老化防止、抗癌、リズム調整や性的早熟作用

を抑える働きがあるそうです。夜遅くまで起きているとメラトニンの分泌量が少なく

成る為、慢性的な時差ぼけのようになりますと話されていました。また、9月18日

の新潟日報に寝る子は脳も育つ。睡眠時間の長い子どもほど記憶や感情に関わる脳の

部位「海馬」の体積が大きかったことを、東北大学の滝教授らの研究チームが、9月

17日までに突き止めたという記事が載っていました。

 

Q,新生児の理想の睡眠サイクルは?

A,赤ちゃんの睡眠のサイクルは、個々の赤ちゃんによっても違いがあります。良く寝て

くれる赤ちゃんと、なかなか寝てくれない赤ちゃん、寝たかと思ったら直ぐに目を覚

ます赤ちゃんがいます。一般的に言って5ヶ月の赤ちゃんはお昼寝は午前、午後の二

回です。午後のお昼寝ですが、夕方遅くなってからお昼寝をすると夜寝れなくなりま

す。昼いっぱい遊び、離乳食が始まっていれば離乳食を食べ、おっぱいを沢山飲んで、

夜お風呂に入って、少し遊んでだ後でお休みなさいですね。

 

Q,ぐっすりと眠れるポイントは?

A,赤ちゃんが寝る部屋は、室温を22度位に温かくし、お部屋を暗くしてママは添い寝

をしてトントンをしながら子守唄を歌ってあげて下さい。お布団で寝てくれなければ、

おんぶや抱っこをしながら、子守唄を歌い、歌にあわせて体をゆすり赤ちゃんが安ら

かな眠りにつけるように工夫をして下さい。