ラジオネーム:ビックママ、(お子さん6歳男の子と3歳女の子)
3人の母(5年生と3年生の男の子)
質問:良く喧嘩をしてエスカレートすると手足が出てしまいます。
-
ほっておけばいいのでしょうか?
兄弟喧嘩はお友達と喧嘩をするのと違い、遠慮がありません。ですから
兄弟喧嘩が始まるとすぐに手や足が出てしまいます。しかし、ダイナミックに喧嘩を
しているように見えても、すぐにケロッとして喧嘩は収まり、仲良く一緒に遊び始め
ているのが兄弟なんですね。
兄弟喧嘩を良く見ていますと、意外とお兄ちゃんは弟に手を上げても、本気で叩いて
いるのではなく、お兄ちゃんなりに手加減をしているんです。兄弟と言うのは本当
に良いもので信頼関係ができていますので、殆んど怪我を心配する必要はありません。
ですからママは兄弟喧嘩が始まっても、喧嘩を止めることなく自由にやらせて下さい。
佐々木正美先生はその著書に、兄弟喧嘩は人間関係を作るうえで、とっても大切なん
です。兄弟喧嘩を沢山したお子さんは、友達と喧嘩をしないし、友達と仲良く遊べる
ものです。と、書かれています。
ママはお兄ちゃんにだけ手を出さないように注意するのではなく、二人のお子さんに
「どうしたの。どうして喧嘩になったの」と聞いてください。お子さん達は、それぞ
れ自分の立場で話をしてくれると思います。二人の話を良く聞いた上で、お子さん達
のどこがどう間違っていたのかを話してやればいいんです。例えばお兄ちゃんにはど
んなに妹さんが間違っていても、「叩いたりするのは良くないよ。叩かないでお兄ちゃ
んの気持を○○ちゃんに話せばいいんだよ」と言い、妹さんには「お兄ちゃんに口答
えばかりしないで、お兄ちゃんの話もしっかり聞かないといけないよ」と、二人に話
してあげ諭して下さい。そうすればママは上のお子さんばかり叱る事にもなりません。
男同士の兄弟喧嘩の方が、女の子とやるよりは、ダイナミックになるで
しょうね。
でもお子さん達はそれぞれ兄弟喧嘩をしながら、兄としての自覚と社会性を身につけ
ていくんだと思います。妹さんは妹さんで、喧嘩をしながらお兄ちゃんの逞しさや優
しさが分かり、兄に対する尊敬の気持がだんだんでてくるのではないでしょうか?
ですから兄弟喧嘩は止める必要はありません。おおいにやらせてください。兄弟喧嘩
をすることによって、より豊かな人間関係が育まれるんです。