ラジオネーム:ジークの妻 (お子さん 小5)

 

質問:認知症の祖母がいます。

私からみると娘は祖母に対して「ちょっと冷たい言い方」をしているように感じます。

また、祖母にイライラしているのも感じられます。アドバイスをお願いします

 

Q,11歳の女の子。しっかりと状況が理解できる年齢と思っていいですか?

A,この頃のお子さんはご家族の状況は理解できます。しかし親御さんがお嬢さんに

  おばあちゃまの認知症と言う病気についてしっかりお話していないと無理だと思います。それと今お嬢さんはお友達の方に興味関心が向いていて、お友達皆と仲良しになり、大勢のお友達と一緒にいることを喜びます。

お嬢さんはお友達との関わりを大切に思い、ご家族に対してあまり関心がないのかも

知れませんね。ですからお嬢さんは認知症のおばあちゃまに対して、何も考えずに言

葉を発しているんだと思いますよ。そこでママはお嬢さんの言葉使いを聞いて「どう

して冷たい言い方をするのかしら?」と、思われてんですね。

 

Q,冷たい言い方をしているように感じる、ということですがお子様の胸中はどうのように想像しますか?

A,お嬢さんは小学校の事やお友達と一緒に過ごす楽しさで、おばあちゃまのことまで考

える余裕が無いのかも知れません。それとお嬢さんおばあちゃまの認知症と言う病気

の知識があまり無く、おばあちゃまの行動が理解できなくて、イライラしている様な

態度を取るのかも知れませんね。

 

Q,お母様から娘さんにはどのように話をしたらよいでしょうか?

A.そうですね。お嬢さんはまだ認知症についての知識は浅いと思います。そこでママは

お嬢さんに、おばあちゃまの病気について詳しく話をしてやり、おばちゃまの間違い

を指摘しない方が良いこと。おばあちゃまがどんなことでも上手く出来た時には「凄

いね、上手だね、さすがおばあちゃま!」と言って褒めてやる事が大切ですね。時にはおばあちゃまのお手伝いをしてやり、おばあちゃまに温かく関わってやることによって、安心して病気の進行が遅くなることを教えてあげて下さい。そして、ご家族皆さんでおばあちゃまに対する関わりのコミュニケーションをしっかり取って共通理解のもとで、優しく温く関われば、お嬢さんも親御さんと同じように関わってくれると思いますよ。

 

Q,孫の立場,子の立場,親の立場と,立ち位置が変わることで様々な見方や捉え方がありそうですね。

A,これからはおばあちゃまの認知症は序じょに進行され、ご家族は大変だとは思います

が、ご家族が一つになっておばあちゃまに対して、優しく思いやりを持って関わるこ

とによって、家族の絆もより強くなります。お嬢さん、おばあちゃまの認知症の関わ

り方を学ぶことによって、将来思いやりのある優しいお嬢さんに成長されると思いま

す。

ママが一番大変だと思いますが、ご家族皆さんで力を合わせて、優しさと思いやりを

持っておばあちゃまに、接して頂きたいですね。