ラジオネーム:たくさん (お子さん1歳)

質問: 今、虫歯になっています。これから注意をすることはありますか?

 

Q,お子さんの虫歯は歯が生えたときから気をつけなくてはいけないこと?

A,赤ちゃんに歯が生えてくるのは、赤ちゃんが5~6ヶ月頃になると下の前歯から生え

てきます。お誕生近くになって、上の前歯が生えてきます。上の前歯が生えてきたら

歯磨きを始めてください。そして歯科医院に行ってフッ素塗布をして貰うと、虫歯に

ならないようです。

中には歯磨きを嫌がるお子さんもいて、中々ママに歯磨きをさせてくれない人も多く

いるようです。そこで、お子さんに歯ブラシを渡し、遊び感覚で「さあ、お口の中の

悪い虫歯のバイキンマンをやっけようね」と言って、ママが楽しそうに歯磨きをする

姿を、お子さんに見せて下さい。お子さんには歯磨きに合いそうなBGMをかけやり、

その曲に合わせてママも一緒に自由に楽しく歯磨きをして下さい。そうするとお子さ

ん、「歯磨きって楽しいな」と、思うのではないでしょうか?

 

Q,虫歯にならないために気をつけることは?

A,嫌がるお子さんを押さえつけて、ママがお子さんの歯磨きをすると、お子さんは本当

に、歯磨きが嫌いになります。お子さんが歯磨き嫌いにならないように、楽しく歯磨

きをやって下さい。そして、夜お夕飯の後にお子さんと一緒に歯磨きをして下さい。

その後でお子さんにミラーを渡して、「虫歯の悪いバイキンマンが、いるかかどうかマ

マがお口の中をみてあげるから、ママのお膝に頭をのせてお口アーンしてみて」と言

って、お子さんをママのお膝に寝せて、お子さんにミラーを見せながら、「虫歯のバイ

キンマンが、まだいるからママがやっけてあげるね。」と言って歯磨きの仕上げをして

あげて下さい。

 

Q, 食事の面からはどうですか?

A,皆さんご存知のようにお子さんの食事は、乳製品のカルシュウムと肉や魚や大豆製品

の蛋白質を一緒に摂取することによって、お子さんの歯は丈夫になります。カルシュ

ウムだけの摂取では、カルシュウムが体内に吸収されず、強い歯にはなりません。そ

こに緑黄色野菜も必ず添えてくださいね。

 

Q,最近は、フッ素などを使うことも推奨されているようですね?

A,そうですね。フッ素塗布も大切ですね。できればお子さんが1歳になったら、歯科医

に行かれ、フッ素塗布を年に2~4回やって貰うと良いですね。フッ素塗布の回数に

ついては、歯科医師にご相談して下さい。また、虫歯の予防には毎日の歯磨きと、バ

ランスのとれた食事ですね。赤ちゃんの生えたばかりの歯は、歯の質が未熟で虫歯に

なりやすいのでフッ素塗布をすることによって、丈夫な歯になります。

お子さんが成長され、4~5歳になると幼稚園や保育園で、フッ素洗口、ぶくぶくう

がいをして虫歯を防いでいます。小学校や中学校に行っても、学校でフッ素洗口を、

続けていくと、成人してもまったく虫歯ができません。学校でフッ素洗口を続けてい

た保育士には虫歯が1本もありませんでした。

 

Q、もし、虫歯になってしまったら?

A,まず、小児歯科医に受診され、虫歯を治療してもらってください。そしてこの機会を

捉えて、お子さんに歯磨きの習慣ができると良いですね。それと虫歯の治療が終わっ

たら、歯科医にお願いをしてフッ素塗布をして貰うと良いですよ。

お子さんが成長されるにつれ、歯みがきは1日3回、食後3分以内に3分間歯磨きを

すると、虫歯になりにくいそうです。これを歯磨きの3,3,3運動と呼んでいます。