ラジオネーム:りょうのパパ(お子さん 2歳)

質問:最近、大人になったつもりで何でも「僕がやる」と言って大変です。

言い聞かすにはどうすればよいでしょうか?

 

 

Q,2歳の男の子。自我が目覚めてきたということですか?

A,そうですね。お子さんに自我が芽生えたんですね。つまり第一反抗期が始まったんで

す。何でも「自分で、自分で」と、言って出来ないと泣いたり、自分の思いどうりに

ならないと、泣いてカンシャクを起こし、床にひっくり返って足をバタバタさせるの

が、。2歳児前後のお子さんの特徴なんですね。お子さんにこの第一反抗期があるのは、

親御さんとの信頼関係がしっかりできているからこそあるんです。

 

Q,何でもやりたがる、というのはどう捉えるべき?

A.今までは洋服の着脱や食事、靴を履く時などママやパパにやって貰うのが当たり前の

ようになっていたのに、2歳近くなると自我が芽生えて、何でも自分でやろうとして

できないと、泣いてカンシャクを起こします。これはお子さんの自我の芽生えであり、

成長発達の一端ですね。お子さんにこの反抗期があるからこそ、自立に繋がるんです。

この反抗期はお子さんの成長のための大切なステップなんですね。ですからこの反抗

期はお子さんの精神的な自立の第一歩と捉えて下さい。

 

Q,親御さんの対応の仕方は?

A.お子さんが「僕がやる」と、言った時には自分でやらせ、お子さんが出来ない所はそ

っと手助けをしてやれば良いのです。例えば玄関でお子さんが自分で靴を履こうとし

て、なかなか履けない時は、お子さんにきずかれないようにそおっと靴のマジックを

はずしてやり、「もう一度履いてごらん」と、言ってトライさせ、お子さんが履けたら

お子さんをいっぱい褒めてあげて下さい。大好きな親御さんに褒められると、嬉しく

なりますし、お子さんにとってこの達成感が自信に繋がるんです。

この時期のお子さんに親御さんが、してあげるべきことは、洋服は脱ぎ着しやすいも

の。例えば小さなボタンが沢山ついている洋服は選ばないことですね。靴も履きやす

い物を選んであげて下さい。また、食事の時「嫌、いらない」と、言ったら、そのま

ま食事をさげて下さい。そしてそろそろお腹が減る頃だと思ったら、さりげなく食事

をだしてあげれば良いんです。

つまりこの時期のお子さんに対して親御さんは常に一貫した態度で対応して、決して

強く叱らないで待ってあげる時間と体験を積み重ねることが大切なんです。

 

 

Q,急いでいるとき、どうしてもイライラしてしまう、、なんてときは?

A.親御さんはお仕事が忙しい時や急いでいる時等、どうしてもイライラして怒りたくな

ると思いますがそんな時、深呼吸をしたりドロシーローノルトさんの本「子どもが育

つ魔法の言葉」の中の詩「子は親の鏡」を、思い出して一呼吸おいてお子さんに対応

をしてあげて下さい。