3月5日 イヤイヤ期について たこたんさん(お子さん3歳)
質問:イヤイヤも3歳になれば落ち着くと言われましたが、その気配が
ありません。母親の私がいつもイライラしてしまいます。
こんな私はダメな母親ですか?
Q: 「イヤだ!イヤだ!」というイヤイヤ期はいつぐらいの
時期なんでしょうか?また、どんな特徴がありますか?
A: お子さんのイヤイヤ期は、個人差がとても大きいんです。
早い人で1歳6ヶ月頃から始まるお子さん。一般的には2歳ころから
始まるんですが、3歳や4歳頃から始まるお子さんもいます。
このイヤイヤ期が終わるのは一般的に言って、3歳頃おさまりますが、
中には4歳、5歳と続くお子さんもおります。イヤイヤ期の特徴としては、
自分で靴を履こうとして上手く履けないと泣いたり、スーパーでおもちゃを
買ってとおねだりをして、買わないと言うと泣いてカンシャクを起こします。
ママの言葉に対して何でも「イヤイヤ」を連発するのが、
イヤイヤ期のお子さんの特徴なんです。
Q:子供のイヤイヤはどうして起こるのでしょうか?
A: 今迄何でも親御さんにやってもらっていたお子さんに自我が芽生え、
お子さん何でも自分でやろうとします。例えば玄関で「自分で自分で」と
言って靴を履こうとしますが、上手く履けないと泣き出します。
でも、このイヤイヤ期があるのは、親御さんとの信頼関係がしっかり
できているからでてくるんです。
Q: 具体的にどういう風にしてあげればいいですか?
A: イヤイヤ期のお子さんをいつも怒っていると、お子さんの自我に
ストップがかかり、いったん聞き分けの良い子になったように
思いますが、思春期になってストップしていた自我が爆発して、
いじめにはしったり家庭内暴力にならないとも限りません。
しかしお子さんの我儘に対しては一貫して妥協はしないで下さい。
ママは強く叱らないで待ってあげることが、大切です。
例えばスーパーで「おもちゃを買って」と言ったお子さんに対して
「今日は買わないよ。」と言っても「買って,買って」とせがみ、
駄々こねをし大泣きをしてもママはお子さんを叱ることなく、
お子さんが泣き止むまで待ってやり、お子さんが自分の力で我儘を
乗り越えていく事が大切なんです。そしてお子さんが泣き止んだところで
抱っこして、「それじゃあ、ママのお買物手伝ってね」と言って気分転換を
はかってあげて下さい。そうするとお子さんいくら我儘を言ってもダメな物は
ダメなんだという事を学習し、次第に聞き分けの良い子に成長します。
Q: 先生からお母さんに一言、アドバイスをお願いします。
A: 再度言いますがこのイヤイヤ期はお子さんに自我が芽生えたんです。
この時期お子さん親御さんを困らせ大変ですが、しかしお子さんの自我が
順調に成長しているんです。嬉しい事なんです。
お子さん3歳ですのでもう少しの辛抱です。お子さんを怒りたくなったら、
ママは一呼吸おいて、例えば「今○○ちゃんの自我が順調に成長して
いるんだから」と、ママ自身に言い聞かせ、お子さんが自分の力で我儘を
乗り越えるのを待ってあげられるママになって欲しいですね。