ラジオネーム: ゆうママ(お子さん2歳3ヶ月)
はるママ(2歳7ヶ月)
質問:(ゆうまま)
思い通りにならないと、わざと大泣きをしたり、床に寝そべったりします。
(はるママ)
思い通りにならないと、大声を出して怒り続けます。おでかけしにくいです。
子どもの気持ちをどう助けてあげたらいいでしょうか?
Q:2才3ヶ月と2才7ヶ月のお子さんはどういった発達段階なのでしょうか?
A:お子さん達は二人とも今イヤイヤ期の真っ最中なんですね。ですから思いどう
りにならないと大泣きをしたり、大声で怒鳴り続けるんです。
このイヤイヤ期があるのは親御さんとの信頼関係がしっかりできているから
あるんです。それと、今お子さんに自我が芽生え、その自我が順調に成長
しているんです。
Q:なぜ、こういった行動をとるのでしょうか?
A:お子さんのイヤイヤ期、早いお子さんで1歳半位から始まります。
平均的では2歳から始まるお子さん、でも3歳から始まるお子さん、
中には4歳から始まるお子さんと、個人差はとても大きいんです。
お子さん2歳頃になると、自我が芽生え、何でも自分でやりたいと思う
気持ちが出てきますが、思うように出来ずに泣いたりカンシャクを起こし
たりするんです。例えば玄関で靴を履こうとして上手く履けないと泣いて
しまいます。また、スーパーに行くと、お子さんおもちゃやお菓子を
「買って」とおねだりします。しかしママに買ってもらえないと、
買って貰えるまで大泣きをし、終いには床にひっくり返ってカンシャクを
起こして泣きわめきます。これがお子さん達のイヤイヤ期の特徴なんですね。
Q:具体的な方法は対処方法はありますか?
A:お子さん自分で何でもやろうとして、出来ずに泣いてしまう時、お子さんに
きずかれないように、手助けをしてあげて下さい。例えば先程の例になりますが、
玄関で靴を履こうとして履けない時、お子さんが泣き出す前に、分からない
ように、靴のマジックをはずしてやり、お子さんに「もう一度履いてみて、
ほ~ら履けた。一人で上手に履けたね。上手、上手。お兄ちゃんになって、
お姉ちゃんになってママ嬉しいわ」と、お子さんを褒めてあげて下さい。
また、スーパーでお子さんがおもちゃを「買って」と、言います。
しかし「今日は買わないよ」と、言っても「買って、買って」とだだこねを
始めて、大泣きをし、ついにはカンシャクを起こします。こんな時ママは、
他の人の目も有り、お子さんの言う事を聞いて買ってやったり、怒ったり
してしまいがちですが、そこは我慢をして、お子さんがどんなに泣いても、
お子さんが落ち着く迄待つてあげ、落ち着いたところで、「公園に行って
滑り台で遊ぼうか」と、言ってお子さんの気分転換をはかってあげて
下さい。この時期ママはとっても大変ですが、お子さんを叱らないで見守って
あげ、待ってあげる事が大切です。どんなに泣いてもママがお子さんを
見守る事によって、駄目なものは駄目だっていう事が分かり、だんだん大泣きや
かんしゃくを起こさない様になります。お子さんは親御さんが忙しい時や
お出かけする時になると、お子さんにこのイヤイヤが始まります。
そんな時親御さんはとても大変でイライラされると思いますが、お子さんを
叱らないで我慢をし一呼吸おいて、お子さんが落ち着く迄待ってあげて下さい。
お子さんを怒るとせっかく芽生えた自我にストップがかかり、一見いい子に
なったように思えますが、成長し思春期になって、ストップしていた自我が
爆発し、いじめや家庭内暴力にならないとも限りません。
Q:お二人に今後のアドバイスをお願いします。
A:この二人のお子さん達、今言う事を聞いてくれないとっても大変な時期です。
しかしこの時期のお子さんを叱ることなく、お子さんが落ち着くまで待って
やり、お子さんが落ち着いたところで、「お買物に行こうか、○○ちゃん
お夕飯何食べたい?」と、気分転換をはかってやることによって、3歳頃には
お子さんの自我が順調に成長し、素直な子に育っていくと思いますよ。
もう少しの辛抱です。