ラジオネーム: ブヒさん (お子さん1歳 3歳 7歳)
質問:3歳と7歳の娘が些細なことでよくケンカをします。
7歳の子はあまり譲ったりもしません。
私はどちらかが泣いたら口を出すのですが、放っておくべきでしょうか?
Q: 喧嘩することってよくないことでしょうか?
A: 何処のご家庭でもお子さん達、兄弟姉妹がいれば必ず喧嘩をしますね。
親御さんは兄弟姉妹の喧嘩が始まると、ついつい上のお子さんを叱ってしまい
がちです。しかし、兄弟姉妹の喧嘩はお子さん達にとって、社会性や人間関係を
作る上でとっても良いものなんです。佐々木正美先生は、その著書に
「健康な子でもは兄弟喧嘩を多くするほど、友達と仲良く遊べるものです。
年齢の小さい時から、沢山喧嘩をさせて早く卒業させてしまおうと、言うくらいの
気持ちでいるのが、丁度良いと思います。子どもが喧嘩を繰り返すことによって、
社会性を獲得する為の学習をしているといっても良いかも知れません。」と
書かれています。兄弟姉妹喧嘩をする事はお子さん達の社会性や人間関係を育む
うえでとても大切な体験なんですね。
Q: お母さんは子供たちを放っておいていいでしょうか?
A: ご質問されたママはお子さんが泣いたら口をだすということですが、できれば
お子さんが泣いても、危険がなければ口を出さないで黙って見守るのが良いと
思います。姉妹で意外とダイナミックな喧嘩をしても、すぐにまた何にもなかった
かのようにして遊びだすのが、姉妹の喧嘩ですからね。姉妹の喧嘩はお子さん達の
心の成長にとっても良いんですね。兄弟姉妹喧嘩を沢山したお子さんは、
集団生活に入った時、お友達と仲良く遊べるんです。
Q: 喧嘩を減らすポイントは?
A: 親御さんはむしろ、喧嘩をさせないようにすることを考えない方がいいと
思います。先程言いましたように佐々木先生の著書に「喧嘩は小さい時から、
沢山して早く卒業してしまおうと言うくらいの気持で丁度良いと思います。」と
書かれています。ですからお子さんの喧嘩はおおいに気の済むまでさせるのが
良いようですね。
Q: 対応する時、注意する事は?
A: 仲の良い姉妹同士の我儘の言いあいですから、喧嘩も遊びの一つと捉えて良い
でしょう。それと親御さんにとって大切なのは、喧嘩が終わった後で、
お子さん達の気持ちをどうやって楽にしてあげたら良いか、考えてやることが
大切なんです。そこでお子さん達の話を良く聞いて、どうして喧嘩になった
のか、どうしたら良かったのか、何が悪かったのかについて、しっかり
話してやり、注意してやる事によって、お子さん達のしつけになるのでは
ないでしょうか。下のお子さんは口でコミュニケイションは中々取れないかも
しれませんが、ママはお子さん達の話も聞かないで、上のお子さんを叱るのでは
なく、やはり二人のお子さん達の話を良く聞いてやることが大切ですね。