ラジオネーム：　ゆうひさん（お子さん５ヶ月）

 

質問：おっぱいで寝かしつけをしています。

　　　母乳には糖が含まれていると聞くので、寝てしまった後ははみがきも

　　　できないし、虫歯にならないか心配です。

　　　他の方法で寝かしつけた方がいいですか？

 

Q:　母乳をあげていると虫歯になりやすいのですか？

A:　赤ちゃんにとって母乳を飲む事は栄養も有り、ママとのスキンシップも取れ、

　　母乳は赤ちゃんにとっても良い物なんです。そんなに虫歯の心配はしなくても

　　良いと思います。歯が生えてきても母乳を止める必要はありません。

　　でも赤ちゃんの歯でママの乳首を噛まれるととっても痛いですね。

 

Q:　歯が生える前に、母乳での寝かしつけをやめた方がいいですか？

A:　赤ちゃん５ヶ月半～６ヶ月頃にかけて、下の前歯から生えてきます。

　　この赤ちゃんもうすでに歯が生えていらっしゃるんですね。でも、虫歯の

　　心配はされずに、赤ちゃんが眠りにつくまで、欲しがるだけおっぱいを飲ませて

　　下さい。赤ちゃんママのおっぱいに触れながらおっぱいを飲み、ママとの

　　アタッチメント愛着関係を楽しんでいるんです。これは赤ちゃんの心の安定と

　　発達に、とっても大切なんです。母乳を飲ませて虫歯になるかなんて、

　　心配しなくても良いですよ。赤ちゃんの健やかな成長だけをを考えてください。

 

Q:　歯磨きをキチンとしていれば、寝る前に母乳を飲ませても大丈夫でしょうか？

A： 虫歯が心配であればガーゼで、寝せる前に拭いてあげて下さい。その程度で

　　十分です。その後母乳を飲ませて寝せても大丈夫です。歯が何本か生えてきたら、

　　ママは赤ちゃんに歯磨きをしてあげて下さい。そしてお子さんが満１歳になった

　　時に歯科医に連れて行き、フッ素塗布をして貰って下さい。そうすれば虫歯の

　　心配はいりません。

 

Q:　いつぐらいまで母乳で寝かしつけていいですか？

A:　赤ちゃんが母乳を欲しがるだけ飲ませて上げて下さい。

　　赤ちゃんの年齢が上がってもママのおっぱいを求めるのは、母乳ではなく、

　　ママとのアタッチメントを求めているんです。ママのおっぱいが出なくなっても、

　　ママとのアタッチメントを求めておっぱいを欲しがるんです。赤ちゃんにとって

　　ママのおっぱいは、ママとのスキンシップが取れるとっても良い物なんです。

　　そのうち赤ちゃんが成長するにしたがって、離乳食を沢山食べるようになると、

　　自然にママのおっぱいを求めなくなると思いますよ。ママは無理矢理夜寝る前に、

　　おっぱいをやるのを止めようなんてゆめゆめ思わないでくださいね。

　　お子さんが自然にママのおっぱいを求めなく成るまで待ってあげて下さい。

　　でも、ママが寝不足になるようでしたら、赤ちゃんがお昼寝をしている時に、

　　ママも赤ちゃんと一緒にお昼寝をして、体を休めて下さい。

　　ママが疲れていたりストレスを溜めていると、温かく優しい子育てはできません。

 

Q:　 寝かしつける時、母乳以外で他にいい方法はありますか？

A:　まず、赤ちゃんを寝せる部屋を暗くして、部屋の温度は２２～２３度にし、

　　湿度は５０～６０パーセントくらいにして下さい。そしてママが赤ちゃんの

　　横に添い寝をし、子守唄を小さな声で歌いながら、トントンをしてやると、

　　赤ちゃん安心して眠りにつくのではないでしょうか。又は赤ちゃんが眠りに

　　つけるような優しく静かなＢＧＭをかけてやり、ママは赤ちゃんの横に添い寝を

　　し、ＢＧＭに合わせてとんとんをし、赤ちゃんを心地よい眠りに誘って下さい。