ラジオネーム: ハルママ (お子さん3歳)
質問:子供が「もっとテレビみたい」「アイスが食べたい!」
「もっと遊びたい!」などのわがままをどこまで許せばいいのか
いつも迷います。 頭ごなしに「ダメ!」と言いたくないのですが
どうしたらいいでしょうか?
Q:自己主張するようになるのはいくつぐらいからでしょうか?
A:お子さん成長するにつれ、自我が芽生えます。そうすると自己主張する
ようになります。これが第一反抗期、ヤダヤダ期の始まりなんです。
このヤダヤダ期は、個人差が大きく、早いお子さんで1歳半頃から
始まります。一般的には2歳頃始まります。
遅いお子さんですと、3歳または4歳頃から始まるお子さんもいます。
このヤダヤダ期になると、お子さん自分の思うようにならないと、大声を
上げて泣いたり、床にひっくり返って足をバタバタさせて、我儘を
とおそうとします。これはお子さんの成長の一端なんですね。
このヤダヤダ期があるのは、親御さんとのアタッチメント愛着関係と
信頼関係がしっかりできているからあるんです。
この時のママの関わり方が、将来お子さんの心の成長に影響します。
Q:「自己主張」と「ワガママ」の違いは?
A:お子さんの自己主張は自我が芽生え、ヤダヤダ期が始まると、自分が
やりたい事、して欲しい事を言い張って自我をとおそうとします。
それが大人には我儘になったと、思うんですね。しかしこれはお子さんが
成長しているあかしなんですね。お子さんいつも強く怒られていると、
お子さんおどおどして、親御さんの顔色を見て行動するお子さんに育ちます。
また、親御さんがお子さんに何も言わず、放任でしつけをしなければ、
他人のことをまったく考えない自分勝手な子どもに育ってしまいます。
Q:お母さんはどのような言葉かけをしてあげたらいいでしょうか?
A:お子さんは成長と共に色々な欲求が湧いてきて、我儘になりヤダヤダ期に
入ります。ママはその我儘をどの様にしつけていけば良いのか考えて
いかなければなりません。何故ならばこのヤダヤダ期の我儘は自我の
発達にとって、とても大切な要素なんです。
ですからママはお子さんが大泣きして騒いでも、決して怒らないで、
お仕事をしながらお子さんが落ち着くまで待ってやり、お子さんが
落ち着いて泣き止んだら、お子さんを抱きしめてやり、お買物や散歩に
誘って気分転換をはかってあげて下さい。
それと我儘に対しては、ダメなものはダメと一貫した姿勢で対応して下さい。
例えばお買物に行く前に、「今日はおもちゃは買わないよ」と、約束を
してから出かけて下さい。そしてお子さんがお店で
「このおもちゃ買って、買って」と言っても「今日は買わない約束
したでしょう」と言って買ってやらないで下さい。
ママがお子さんに負けて、「今日だけよ」とか「今回だけよ」と言って
お子さんとの約束を破り、お子さんの我儘をとおすと、約束の
守れないお子さんに成長しますからね。
Q:ワガママな子にならない為にはどうしたらいいでしょうか?
A:お子さんは今成長の一端でヤダヤダ期なんだ。子どもが一度は通る道
なんだと、お子さんの成長発達と捉えて下さい。そしてダメなものは
ダメと一貫した姿勢で対応し、決してお子さんを怒ることなく、
落ち着くまで待ってやり落ち着いたところで、お子さんを抱きしめ
気分転換をはかってやることですね。そうすることによってお子さん
我儘な子には成長しないと思いますよ。