ラジオネーム: タロウとノスケ (お子さん2歳6ヶ月)

 

質問:ご飯(白米)をほとんど食べてくれません。

   混ぜご飯、ふりかけ、おかゆもダメです。私が離乳食をサボったから

   でしょうか?発育は普通ですが、そういう時期だと割り切って大丈夫ですか?

 

Q: 2才児の食事内容は?

A: 2歳児さんになると離乳食もすつかり完了して、普通食ですね。

  大人と同じ食事をしていると思います。でもこの頃のお子さんの食事の

  食べ方には特徴があります。何故かご飯だけを食べるお子さんと、

  おかずだけしか食べないお子さんがいます。このお子さんはおかずだけ食べて、

  ご飯を食べないんですね。この様な食べ方をしていたお子さん、保育園に

  大勢いましたよ。これはまだ食事の食べ方が未発達の為、おかずだけ食べて

  ご飯を食べないんです。親御さんは心配しなくても大丈夫です。

  そのうちご飯も食べてくれると思いますよ。親御さんも忙しいでしょうから、

  例えば朝食は定番の食パンにマーガリンとジャムのサンドイッチと目玉焼きか

  ハムエッグとサラダそれに牛乳ですね。昼食は乾麺を茹で、野菜入りかき卵

  うどん汁ですね。夕食は、お子さんいくらご飯嫌いであっても、一日一食は

  ご飯を食べた方が良いですね。一口サイズのおにぎりに海苔で、お子さんの

  顔や動物の顔、サッカーボールの模様を付けてやると喜こんで食べてくれる

  のではないでしょうか。今、動物の形の容器の中に、ご飯を入れて型押し

  すると、ご飯が動物の形になって出てくるお子さんの好きな、いろいろな

  形に作れるグッツも売られていますね。それとですね、食事は楽しく会話を

  しながら食べるのが基本です。大切なのはお子さんに食事を食べさせる時、

  ママはお子さんが食べたくなるような声がけをしてやることです。

  例えば「ほら美味しそうでしょ。これはパンダよ。パンダが『僕を食べて

  ごらん。パンダの味がするよ。どんな味がするか食べてみて』と、

  言っているから食べてごらん」と、お子さんに話ををしてやると、お子さん

  食べたくなって、パンダの形で、海苔で耳や目をつけたパンダのご飯を、

  食べてくれると思いますよ。

 

Q: 2才児の食事で気を付けることは?

A: 野菜はお子さんが食べやすいように細かく刻んであげて下さい。魚は骨を喉に

  たてないように骨を取ってやると良いですね。そして味付けはだしの味付けで、

  化学調味料は使わないで下さい。味噌汁や野菜の煮物、魚の煮物はなるべく

  薄味にして下さい。それとハンバーグは、豆腐を入れて豆腐ハンバーグにして

  食べさせて下さい。

 

Q: お母さんが言うように「離乳食を怠る」と幼児期の食に影響しますか?

A: そんなことありませんよ。ママはご自分を責めないで下さい。今、お子さんは、

  先程言いましたように、食事の食べ方が未発達であるのと同時に、発達段階で、

  自分の好きな味、嫌いな味が少しずつ分かるようになり、好き嫌いが始まった

  んだと捉えて下さい。ママがどうして家の子ご飯を食べてくれないのかしらと

  心配されると、以心伝心で益々食べてくれなくなりますから、心配しないで

  いで下さい。いずれ食べてくれると思い、優しい言葉かけをしながら、

  楽しい雰囲気の中で食事をして下さい。

 

Q: こういう時期だと割り切っていいですか?

A: ママはそんなに神経質にならないで下さい。お子さん成長するにつれ、ご飯を

  喜んで食べてくれるようになります。ママが不安になりご飯を食べさせようと

  すればするほど、お子さんご飯を食べなくなります。ですからご飯をを食べて

  くれなくてもママはドーンと構えて、お子さんがご飯を食べてくれなければ、

  ご馳走様をして片付けて下さい。お子さんお腹が減れば、ご飯を食べて

  くれるようになります。時が解決してくれます。大丈夫です。

 

Q: ご飯を食べてもらうにはどうしたらいいでしょうか?

A: お子さんの好きな物を作ってやることです。例えばカレーライスはどう

  でしょうか?カレーライスはお子さん達大好きですので、食べてくれると  

  思いますよ。親子丼や卵丼、ひじき入りの五目御飯やお稲荷さん、

  オムレツやかっぱ巻き等お子さんの好きそうなメニューを用意されるのも、

  良いと思います。そうすると、お子さん食べる楽しみが湧いてくるのでは

  ないでしょうか?