ラジオネーム: エイミーさん(お子さん2歳と5歳)
質問:落ち着きがない5歳のお兄ちゃん、落ち着きのある子にするために
良いことを教えてください。
Q: 発達の過程において、このような時期はありますか?
A: ,お子さん達5歳児になると、自分の身の回りの事は自分でできる様になり、
お手伝いも上手にしてくれます。行動範囲も広がり一人で遠くまで遊びに
行く事ができます。また知的理解もしっかりし、5歳児はまさに幼児期の
完了期と言えるでしょう。
しかし、5歳児のお子さん達の中にも何故か落ち着きがなく、
フラフラしているお子さんもおります。以前私が勤務しておりました保育園にも、
落ち着きのないお子さんいました。保育時間中に席を立ったり、勝手に
お喋りするお子さんですね。佐々木正美先生は、その著書に落ち着きのない子は、
二つのタイプがあると書かれています。
一つ目は心配な事があったり、欲求不満でイライラして落ち着きがない場合が
考えられます。もう一つは脳の神経的な何らかの障害がある場合です。
障害のあるお子さん達のことを、注意欠陥多動性障害ADHDとか学習障害LDと
呼ばれています。と書かれています。
Q: 活発な時期、お子さんに注意することは?
A: このお子さんの場合、したのお子さんがいます。下のお子さん2歳ですので
イヤイヤです。下のイヤイヤ期のお子さんに手が掛かり、上のお子さんにまで
手が回らず、ついつい口で「ああしなさい、こうしなさい。
~してはだめでしょう」と指示命令が多いのかもしれませんね。
それで上のお子さんにストレスが溜まり、イライラして落ち着きが無いのかも
知れませんね。お子さんに騒いで欲しくない時には「騒イじゃあダメでしょう」
ではなく「今は騒がないで静かに遊んでくれると、ママ嬉しいな」と言って
あげて下さい。
これはお子さんとのコミュニーケーションを大切にしている言葉です。
Q: 子供にはどのような声掛けをしたらいいでしょうか?
A: 例え幼児の完了期でも、何でも一人でできると思っても、
まだまだ甘えたい年齢です。
ママはもう5歳だからできると思わず、下のお子さんがお昼寝をしている時に、
上のお子さんをママのお膝に抱っこして、絵本を読んであげて下さい。
それと上のお子さんの良いとこ探しをして、できるだけ上のお子さんを褒めて
やり、上のお子さんの心の安定を図って上げて下さい。
Q: お母さんにアドバイスを
A: ママは二人の子育てで非常にお疲れだと思います。それなのにお子さんに
落ち着きがないと、ストレスが溜まりイライラされ「○○してはダメ」と、
ついつい指示命令されると思います。それではお子さん何がダメなのか
解りませんので、お子さんの気持ちになって、「こうだからこうして欲しいの」
と、ママの気持をしっかりと伝え、コミュニーケーションを取っていくと、
お子さんだんだん落ち着いてくると思いますよ。