今回は「行ぐ」について勉強しましょう。
新潟弁では「行く」は全て「行ぐ」と発音するんです。
この「行ぐ」は新潟弁の必須単語ですから、
「行ぐ」の活用と発音の練習をしっかりしておきましょう。
(「行ぐ」の活用)
行がね。行ぎて。行ぐ時。行げば。行げ。行ごよ。
(スキット)
(夫)そせば、行ってくっさ。
(妻)父ちゃん、やっぱ行ぐんだ?のど自慢。
父ちゃんにのど自慢なんて出られると俺しょうしらすけ、行ぐのやめてもらわれる。
(夫)おめが俺に、歌いに行ぎてんだば行げ言うすけ、申し込んだんだれ。
(妻)いや、確かに始めはそう言うたろも、やっぱしょうしらすけ、俺行がんでもらいてな。
(夫)めんちめんち俺が歌どれだけ練習していたったか、おめ分かんだか。
(妻)そんげん分からねわね。
(夫)優勝したとこおめに見せようかと思って、一生懸命練習しったんだわや。
(妻)俺に見せるためかね。
(夫)おう、おめに見せるためにさ。
(妻)そせば、行げて行げて。俺も後でちゃんと見に行ぐすけ。
(夫)いいわや。さっきおめ俺に行ぐな言うたばっからねっか。いいて。のど自慢俺へぇ出んたっていい。
(妻)父ちゃん、そんげ事言うなね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。