今回のポイントは「え」と「い」の発音です。

全部の音がとは言いませんが、

新潟弁では「え」が「い」に、「い」が「え」に聞こえる事が多々あります。

これは、明確にそのように発音していると言うより、

「え」と「い」をはっきり発音出来ず、その中間のような音になり、

結果的に「え」と「い」が逆になったように聞こえるのです。

この他にも、「え」と「い」が逆に聞こえるような言葉が沢山あります。

例)えろいんぴつ(色鉛筆)、エンフルインザ(インフルエンザ)

エッチ団結(一致団結)、イダマメ(枝豆)、ビーイスイヌ(BSN)

(スキット)

(妻)とうちゃん何持ってんだね。

(夫)これなんて俺が「いんぴつ」入れるのにつこたった「えれもん」らがね。

(妻)それどうしるんだね。

(夫)いや、へぇふぅるなったすけぶちゃろかと思ってさ。これなんて「燃いるゴミ」でいんだいな。

(妻)何さ、とうちゃん、これなんて元々カップラーメンの「えれもん」だったがんらねっけ。

   プラスチックらすけ「燃いねゴミ」らろ。

(夫)何や、おめ適当な事言うてんでねんか。

(妻)何か言うてんだね。とうちゃん、ほれ、その「えれもん」よう見っと「プラ」言うて書いてあっろ。

(夫)どごらや。

(妻)ここさ。

(夫)なにや、どれらや。

(妻)だすけ、ここらて。

(夫)おう、ほんのきらな。この「えれもん」そせば「燃いねゴミ」ん時に出せばいんだな。よし。

(アタック音あってBGMスタート)

(坂内)いかがでした?(生徒一言)

 

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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