今回のポイントは新潟の地名のアクセント、特にひらがな3文字の地名のアクセントです。

例えば「燕」は「つ」にアクセントを置いて「燕」と発音する人が多いようです。

同じように、白根、新発田、津川など、

ひらがなで3文字の地名の発音も新潟県内の方のアクセントは独特で、

「白根」は「ろ」にアクセントを置いて「白根」、

「新発田」も「ば」にアクセントを置いて「新発田」、

「津川」も「が」にアクセントを置いて「津川」と発音します。

(スキット)

(夫)おう、おめ、隣の高橋さんとこのかぁちゃんと話した事あっか。

喋ってるとこなんて見た事ねぇれ。

(妻)いや、あのしょ馬鹿いい人らよ。

話しるまで何だか冷たげな印象らったろも、いいしょらわ。

(夫)綺麗なしょらろも、顔がいっつもさびーしげでや。どういうしょらかと思ってや。

(妻)要するに転勤族なんさ。旦那さんの仕事の関係で、引っ越しばっかしてたんだと。

(夫)昔どごに居たったんだ。

(妻)じょういつの新井の生まれでね、んんますぐ津川に引っ越して、

そっからこんだ燕行って、えー、新発田行って白根行って、ここ来た言うったったわ。

(夫)なにや、それでは馴染まねうちにんんますぐ引っ越しでてぇへんらったこて。

(妻)そういんだて。

だすけ、知り合いがいのてさびーし言うたったすけ、こんだうちに呼んでもいいけ。

(夫)おう、あんげ綺麗なしょらばいっくらでも来させれ。

おめがいね時、俺が相手してくれるすけ。

(妻)何か言うてんだね。おめさんがいる時なんて呼ばねわね。

(夫)俺にもいっぺん逢わせれや。

(妻)駄目らわね。おめさんみてな男、誰が逢わせよば。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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