今回のポイントは、気を付けたい苗字のアクセントです。

新潟弁では、「石山」「丸山」など「00山」という苗字に、

敬称の「さん」を付けて呼ぶ場合、

共通語とは違うアクセントになる傾向があります。

この他、「清水」「原」という苗字も、「~さん」が付くと、

新潟では独特のアクセントで発音される事も多いようです。

(スキット)

(妻)父ちゃん、この写真に写ってる女のしょだっらか分かっかね。

(夫)分かっこてや。このしょなんて石山さんらねっか。今さら何か言うてんだや。

(妻)父ちゃん、ちごて。このしょなんて石山さんでのて、丸山さんらねっかね。

(夫)丸山さんて、せがれが原さんとこの娘こと嫁にもろた丸山さんらか。

(妻)どぉー。父ちゃん。おめさんの頭ってどうなってんだね。おめさんが言うてんの全部ちごて。

(夫)何や。何がちごんだ。

(妻)丸山さんとこのせがれが嫁さんにもろたのは、原さんとこの娘でのて、清水さんとこの娘らねっけ。

(夫)何や。嘘ばっか言え。俺なんて丸山さんとこの結婚式出たんだすけ忘れるわけねぇねっか。

(妻)何か言うてんだね。結婚式出ても人の顔覚えらんねのがおめさんらねっかね。

(夫)やかましいわや。ちとばか黙ってれ、ほんね。

(妻)ほんね、おとなげねぇ。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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