今回のポイントは「あなた」の言い方です。

まず、「あなた」と言う場合、

新潟では「おめさん」という言い方がよく使われます。

従って「あなたも来いよ」と言う場合は、

「おめさんも来いて」という言い方をします。

尚、「あなた」と言う場合、上越地方では「おまん」と言います。

併せて覚えておきましょう。

(スキット)

(妻)父ちゃん、おめさん気持ちわぁりわ。

テレビでAKB見て、一人でニヤニヤしてさ。

(夫)何か言うてる。ニヤニヤなんてしてねわや。

(妻)ニヤニヤしったねっけ。俺よう分かる。

(夫)おめさん俺にもそれぐれの楽しみがあったたっていいろ。

おめとちごて俺なんか外で仕事して疲れてんだすけ。

(妻)何だってね。

じゃ、俺がうちでいっつも遊んでるみてらねっけ。

(夫)ちごか。

(妻)どぉー、おめさん、忘れてんだ。

ごはんこしょたり、せんだくしたりてるの、全部俺なんだれ。

(夫)分かったて、分かったて。そうらった、そうらった。

(妻)そんげ事言うんだば、おめさんの食べるがんなんてへぇこしゃわねよ。

(夫)いや、分かったて、俺がわぁりかったて。そんげ怒んなや。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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