今回のポイントは「ほんね」と「ほんのきに」です。

新潟弁では「本当に」「全く」を意味する言葉として,

「ほんね」と「ほんのきに」があり、

例えば「本当においしいわ」と言う場合は、

「ほんねうんめて」或いは「ほんのきにうんめて」

などという言い方になるのです。

(スキット)

(妻)とうちゃん、このスイカほんのきにあめわ。ほんのきにうんめて。

(夫)どれ、俺にもひとつかせれ。おっ、ほんね歯ざわりもいいし、ほんのきにいいスイカらな。

(妻)これさ、パート先の原さんとこの畑でこしょたがんなんだと。

(夫)自分とこでこんげうんめスイカこしょてんか。ほんね大したしょらな。

(妻)あのしょの御主人が趣味でこしょてんだて。家庭菜園と料理が趣味なんだと。

(夫)料理もこしゃうんか。

(妻)だすけ、原さんとこなんて、御主人が夕飯こしょて、原さん食べるだけの日もいっぺあんだと。

ほんねそんげ御主人がいてしあーわせらわねぇ、原さん。うちもほんのきにそんげらばいんだろもさ。

(夫)俺らたってこしゃう気んなればこしゃわれる。

(妻)そんげことばっか言うて、いっぺんもこしょたことねぇねっかね。

   ほんねおめさんて言い訳ばっかしてさ。ほんのきにもうちっと素直らばまらかわいげがあんだろもねぇ。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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