今回は、「ほんね」を沢山使って、
自分の気持ちを表す方法ついて勉強しましょう。
これは、感情が高ぶって怒りや呆れた感情を表現する時に、
しばしば用いられる表現で、
例えば、「あなたがそんなだから、私だって、本当にもう、あれですよ、全く」
などと言いたい場合も、
具体的な言葉を並べて説明しなくても、
「本当に」や「全く」を意味する「ほんね」を沢山言えば、
「おめさんがそんげらすけ、俺らたって、ほんねへぇ、あっらて、ほんね」
などと、気持ちを人に伝える事が出来るのです。
(スキット)
(妻)とうちゃん、おめさんって昨日何時に帰ってきたんだね。
(夫)昨日なんて夜の10時頃らったろっかな。
(妻)何か言うてんだね。俺12時まで起きったろも、おめさん帰って来ねかったんだれ。
(夫)そんげおっせかったろっかな?何でも覚えていねれ。
(妻)ほんね、おめさんてしょは。昔っからそうらいねぇ。
(夫)俺が昔っから何だ。
(妻)いや、俺が言いてがんは、
おめさんてしょは、ほんね、まぁ、あっらて、いっつもいっつもほれ、あれらすけ、
ほんねこみともねんだて、ほんね。
(夫)ほんねほんねばっかで何が言いてんだや。何が言いてんだかさっぱり分からねれ。
(妻)なにね、これだけ俺が言うても、俺が何が言いてか分からねってけ。
ほんね、おめさんてどういんだろっかねぇ。
おめさんがそんげらすけ、俺らたって、ほんねへぇ、あっらて、ほんね。
(夫)だすけ、ほんねほんねばっかで何が言いてんだか、分からねわや、ほんね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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