今回のポイントは比喩表現です。
比喩表現の場合、
共通語では「~みたいな」という言葉をつけて、
「カエルみたいなかっこう」などという言い方をします。
しかし、新潟では「~みたいな」ではなく「~みてな」という風に発音し、
「カエルみてなかっこう」などと表現します。
また、「~みたいに」を意味する「~みてに」を使えば、
「歌手みてに歌う」とか「芸人みてにおもしぇ」という風に、
動詞、形容詞と一緒に言う事も出来ます。
(スキット)
(妻)ほれ、とうちゃん、見れて。やあせすけブラウスこうて来たて。
(夫)どうせまた似合わねがんこうて来たんでなんだか。
(妻)店のしょが俺によう似合う言うすけこうて来たんだすけ、
でぇじょぶらわね。ほれ、見てみた。
(夫)なんだその色、そんげ緑のがんがおめ好きなんだかや。
(妻)わぁりかね。
(夫)おめ、鏡見てみれや。カエルみてられ。
そんげ緑の服来てくゎいもん行って、しょうしでねか。
(妻)何しょうしであろばね。店の人がよう似合う言うたんだすけ。
(夫)おめ、そんげ格好でじでんしゃなんて乗っていよんだら、
仮面ライダーみてらなんて言われるわや。
(妻)言われねわね。
(夫)おめ、そんげ格好するんだば、
へぇ一緒にくゎいもんなんか行がねすけな。
(妻)おう、そうせ、そうせ。俺も一人の方が気楽ら。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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