今日のポイントは、
新潟弁で「私たち」とか「僕たち」と言う時の言い方についてです。
以前、新潟弁で「私」とか「僕」と言う場合、
男女関係なく「俺」と言う事を勉強しました。
では、その複数形である「私たち」とか「僕たち」と言う時、
どう言えばいいでしょう。
新潟弁では、「私たち」とか「僕たち」と言う場合、
「おれった」「おれって」などと言います。
(スキット)
(夫)ほんね、困ったなぁ。自治会の会長、山本さんとこでやってもらわんねか言われたて。
(妻)なにね、おれったなんていっぺんした事あんだすけ、へぇいいろ、しんたって。
(夫)そういんだいなぁ。おれっても5年前らったか会長いっぺんしたんだいなぁ。
(妻)だすけ、他のやらせればいいねっけ。
(夫)いや、俺もそうしてんだろも、みんないっそがし言うて引き受けんの嫌ら言うてんだて。
(妻)そんげこと言うたらおれったらっていっそがしねっけ。無理らて。
(夫)だすけ、俺も言うたんさ。おれったらっていっそがしすけ無理ら言うて。
(妻)そせばそれでいいねっけ。
(夫)いや、そう言うたら、ないとぅさんがや、
「みんないっそがしろも、山本さんのうちがいっちゃん時間ある」なんて言うてきたんだて。
(妻)なにね、それでおめさんどう言うて来たんだね。
(夫)「そんげんだば、おれったで引き受けっかどうしるか、かかと相談してみる」言うてきた。
(妻)どぉー、おめさんってほんのきにこんじょよしなんだね。呆れてモノも言わんねて。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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