今回のポイントは順接の接続詞「だすけ」です。
共通語で「だから」という接続詞があります。
しかし、新潟弁では、
「だから」ではなく「だすけ」という言葉が使われ、
例えば「疲れた、だから、寝る」という文章も、
「疲れた。だすけ、寝る」という言い方になります。
ちなみに、「だすけ」を「だーすけ」とか「だっけ」と発音する人も多いようで、
特に若い人の場合は「だっけ」を使う人が多いようです。
(スキット)
(夫)おう、おめ、今日ないとぅさんうち遊び来るなんて言うったてがんに、
なんで来らんのなったんだや。
(妻)でぇじな用事があんだとさ。
(夫)うち来る言うすけ、
うちん中、大騒ぎして片付けて待ったったてがんにどういんだや。
(妻)だすけ、事情があんだっけ仕方がねぇろがね。
(夫)事情って何なんだや。
おめ何でも聞いてねんだか。
(妻)親子3人で行ぎて映画があったんだんだろも、
あそこんち旦那さんがいっそがしいろ。
だすけ、今日しか親子全員揃わねすけ、今日にしたんだと。
(夫)やれもか3人で行がんたっていんでねんか。
(妻)だすけ、あそこんち旦那さんが子供とゆっくり過ごす日が殆どねろ。
だすけ、今日しか揃う日がねんだば今日行げ言うて、俺が言うたんさ。
(夫)何の映画らや。
(妻)3Dのがんら言うったったわ。
(夫)何で3Dでねば駄目なんだや。
(妻)そんげ事まで分からねわね。そんげ知りてんだば自分で聞いてこいばいいねっけ。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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