前回は、「あんな、こんな、そんな、どんな」を意味する新潟弁、

「あんげ」「こんげ」「そんげ」「どんげ」を勉強しました。

今日は、それに関連して、

「こんげして、そんげして、あんげして、どんげして」について勉強しましょう。

共通語で「こうやって、そうやって、ああやって、どうやって」という言葉があります。

しかし、新潟弁の場合、

「こんげして、そんげして、あんげして、どんげして」という言い方をします。

(スキット)

(山本)あのー、すみーません。

新潟市役所行ぐにはどんげして行げばいんですか。分かりますか。

(男性)新潟市役所ですか。

新潟市役所らと、そこの交差点で左曲がってまっすぐですわ。

(山本)ああ、分かりました。ありーがとうございました。

(男性)ああ、すみーません。どんげして行ぐんですか。ええんで行ぐんですか。

(山本)そういんです。

(男性)歩きらとちっとばか遠くいんだろも行がれっろかなぁ。

でぇじょぶですか。

(山本)ああ、でぇじょぶでぇじょぶ。

去年俺なんて新潟マラソンのハーフに出たんだれ。

(男性)ああ、そうらばでぇじょぶですね。そせば気ぃ付けて。

(山本)はい、どうも、ありーがとうございました。お、おやー、おめさん。

(男性)はい。

(山本)おめさん、そんげして歩いててしょうしでねぇけ。

ちっと歩き方考えなせ。

(男性)俺いっつもこんげして歩いてんですろも、そせばどんげして歩くといんですか。

(山本)しっかり足上げてさ、背伸ばして歩かんば駄目らこて。

要するにしょっきがねんだて。

(男性)は、はぁ、すみーません。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。 

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