今日は、今日は新潟弁の過去進行形について勉強しましょう。

文法では「~している」という表現を現在進行形と言いますが、

「~していた」という表現は過去進行形と言います。

では、これを新潟弁で言うとどういう言い方になるのでしょう。

例えば、「レコードをかける」という言葉があります。

この過去進行形は、共通語の場合、

語尾に「~ていた」が付いて「レコードをかけていた」となりますが、

新潟弁の場合は、

「~ていた」の代わりに「ったった」という言葉が語尾に付くため、

「レコードかけったった」となります。

同様に、「していた」は「しったった」、

「食べていた」は「食べったった」、「思っていた」は「思ったった」、

「忘れていた」は「忘れったった」となります。

(発音練習)

「レコードかけったった」

「しったった」

「食べったった」

「思ったった」

「忘れったった」

(スキット)

(山本)とうちゃん、留守番してもろて助かったて。ありーがと。

(男性)いやいや、やっぱおめがいねと、うちん中静かでいいて。

(山本)何したってね。

(男性)いやいや、何にも言うてねわや。

(山本)とうちゃん、うちで留守番してる間、何しったった。

(男性)ラジオ聴いったったわや。ジョーリッセイらか。

            今日もまたおもしぇレコードかけったったがね。

(山本)ちゅうはんどうしったった。

(男性)即席のラーメンこしょて食べったったわや。

            ひさーしぶに食うたら即席のラーメンうんめかったて。

(山本)風呂の掃除はへぇ済んだんだ。

(男性)い、いや。おう、風呂掃除な。

            おうおう、そうらそうら。今からやろかと思ったったんさ。

(山本)ごまかすのが下手らね。このしょやっぱ忘れったったな。

(男性)いやいや、そろそろ風呂掃除にいい時間なったすけ、してくっさ。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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