今日は、蜘蛛のヤジという言葉について勉強しましょう。
先週「セミの抜け殻」を意味する「モズ」という言葉を勉強しました。
このように、新潟弁にはまだ虫に関連する言葉があり、
「蜘蛛の巣」の事を「蜘蛛のヤジ」と言う地域があるのです。
(発音練習)
「蜘蛛のヤジ」
(スキット)
(山本)とうちゃん、玄関に置いったった大ちゃんの虫取り網どごいったろね。
(主人)おう、あれなんて去年の夏つこうて、庭の物置ん中しまってしもたねっか。
(山本)おう、そうらったね。物置ね。
(主人)見てみれや。
(山本)この物置なんて開けて中こと見んのひさーしぶりらて。
どら。ひさーしぶりに開けてみっか。よっ。おや、開かね。よっ。おっ開いたわ。ぎゃーーーーっ。
(主人)何した!
(山本)とっ、とうちゃん、ほれっ、見て。物置ん中。
でっけ蜘蛛のヤジ。たまげたー。
(主人)どれ、おう、ほんだ。まぁ、でっけ蜘蛛のヤジらなぁ。
(山本)はよ取って。それ取らんば大ちゃんの虫取り網こと取らんねて。
(主人)まぁ、こんげでっけヤジ、何日かけてこしょたんだかなぁ。
(山本)喋っていねで、はよ取れてば。
(主人)この蜘蛛のヤジこそ大ちゃんの虫取り網んなんでねんか。
(山本)何か言うてんだね。馬鹿みてなことばっか言ってなせ。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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