今日は、虫刺されに関する言葉について勉強しましょう。

虫に刺されてかゆいと言う場合、

新潟弁では「かゆい」ではなく「かぁいぇ」と発音します。

また、かゆい時には、

かゆい所をついつい掻いて、掻き壊してしまう事がありますが、

「掻き壊す」と言う場合、新潟弁では「掻きぼっこす」と言います。

ちなみに、新潟の方は「蚊に刺される」と言う場合、

「蚊にくわれる」と言う方が多い傾向があります。

ただ、これは、新潟独特の言い方でもなければ、方言でもなく、

全国様々な地域で使われています。

(発音練習)

「かぁいぇ」

「かぁよてせっつね」

「掻きぼっこす」

(スキット)

(主人)あああああ、かぁいぇ。かぁよてせっつね。

(山本)なんだね、父ちゃん、背中がかぁいぇんだけ。

(主人)蚊にくわれたみてらて。ほんのきにかぁーいぇ。

(山本)いっつもあっちぇあっちぇ言うて、うちん中、裸でいるすけさ。

ほれほれ、とうちゃん、そんげ背中ボリボリ掻くなて。

あんま掻くと掻きぼっこすわ。

(主人)ああ、こんげかぁいぇのシマ蚊でねぇろっか。

ぜってそうら。俺よう分かる。ああ、かぁいぇ。

(山本)かぁいぇのは分かるろも、

掻きぼっこすとわぁりすけあんま掻くな言うてんねっかね。

(主人)虫刺されの薬がそこにあるすけ、おめちと取ってくれや。

(山本)おうおう、これね。

どれ、俺が塗ってくれるわね。ちっとじっとしてみた。

(主人)いやー、かぁいぇ。足の裏も蚊にくわれたみてらて。

(山本)なにね、足の裏かね。どれ見してみた。

(主人)かぁいぇ。

(山本)とうちゃん、足の裏、これなんて水虫らねっけ。

(主人)おう、そうらったか。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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