今日は、液体がしたたり落ちる際に使われる言葉について勉強しましょう。

まず、水滴や汗などが「したたり落ちる」と言う場合、

新潟弁では「たる」という言葉を使います。

ですから、例えば「汗がしたたり落ちる」と言う場合は、

「汗がたる」と言います。

同様に、「汗がしたたり落ちている」と言いたい場合は、

新潟弁では「汗がたってる」と言います。

尚、「たる」という言葉は「たれる」という意味の古語の名残で、

新潟県以外でも一部使われる地域があります。

(発音練習)

「びっちょびちょら」

「ぐわっしゃぐわしゃら」

(スキット)

(山本)おっ、大ちゃん、じいちゃんに風呂入れてもろていかったねぇ。

いいお湯らったか。

(孫)いいお湯らった。

(山本)おう、そうかそうか。

おう、大ちゃんや、あごのあたしから汗がたってるがね。

俺がタオルで拭いてくれるがね。ほれほれ。

(孫)てへへへ。てへへへ。

(山本)そせば、大ちゃん、湯上りにこれ食べっかね。

最中アイスらよ。

(孫)うん。大ちゃんも食べる。

(山本)よしよし、ほれ、自分で持って食べなせ。

大ちゃんのために俺が用意しったんだよ。

しかも、大ちゃんの好きなバニラ味らよ。

(孫)冷たくて美味しい。

(山本)おう、うんめか、うんめか。いかったいかった。

(孫)ズルズルズル、ズズズズズズーッ。

(山本)おやおや、大ちゃんや、へぇアイスが溶けてきたわ。

(孫)ズルズルズル、ズズズズズズーッ。

(山本)ほれほれ、拭きなせ拭きなせ。

最中からアイスがたってるがね。

(孫)ズルズルズル、ズズズズズズーッ。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

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