今日は「ばんげ」という言葉について勉強しましょう。
広く「夜」という意味で、
新潟の人は「ばんげ」という言葉を使います。
例えば「夜何を食べる?」と言う場合は、
「ばんげ何食べる?」などと言うのです。
また、逆に「朝」という意味で「あさげ」という言葉も使われています。
全国では「朝食」という意味で「あさげ」が使われ、
インスタント味噌汁の商品名にもなっていますが、
新潟では「朝食」というより「朝」を意味する言葉として使われています。
併せて覚えておきましょう。
(発音練習)
「ばんげ」
「あさげ」
(スキット)
(山本)ほんねいっそがして。めんちめんち。
(亭主)あんまそんげいっそがしいっそがし言うなや。
(山本)そんげ事言うたたって、いっそがしんだすけ仕方がねこてね。
(亭主)だろも、パートがね時なんて、うちにいるばっからねっか。
(山本)とうちゃん、俺と何十年一緒にいるんだ。
うちにいたたって、しる事がいっぺことあんだよ。
そんげ事も分からねんだけ。
(亭主)そういんか。おう、ところで、ばんげ何こしゃうんだ。
(山本)ばんげかね。何こしゃおかな。
へぇ何こしょていいか分からねて。昨日の残りのがんでもいいけ。
(亭主)また残飯整理らか。昨日もそうらったねっか。
(山本)煮しめがいっぺことあまってんだて。
はよ食べねばわぁるなんだて。
(亭主)そんげいっぺこしゃうすけわぁりんだねっか。
もうちっと考えてこしゃえばいんだわや。
(山本)とうちゃん!そんげ言うんだば自分でこしゃえて!
おめさんの分なんて俺用意しねすけ。
(亭主)まぁまぁそう言うなや。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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