今日は、御馳走を表す言葉について勉強しましょう。
「御馳走」と言う場合、新潟の人は「ごっつぉ」と発音します。
これに関連し、「御馳走さま」と言う場合は「ごっつぉさん」、
「御馳走になる」と言う場合は「ごっつぉんなる」と発音します。
尚、御馳走が尋常でない豪華さである場合は、
「大そうな御馳走」という意味で「おおごっつぉ」と言います。
(発音練習)
「ごっつぉ」
「ごっつぉさん」
「ごっつぉんなる」
「おおごっつぉ」
(スキット)
(山本)おっ、とうちゃん。帰って来たな。お帰り。
(亭主)ただいま。おっ、なんだ、今日ごっつぉがいっぺあんねっか。
(山本)そういんだて。
タイの刺身に、ノドグロの焼いたがんに、まぁおおごっつぉらわね。
(亭主)なんしたんだ。
(山本)今日、昔の勤め先で一緒らったしょの法事があってさ、
欠席したしょがいて料理が余ったすけ、持って行げ言われたんさ。
(亭主)おお、そうかそうか。
(山本)今おつゆあっためるすけ待ってれて。
(亭主)いや、わぁりろも今腹がすかねすけ俺いいて。
(山本)なにね、おめさんの大好物ばっからてがんにどうしたんだね。
(亭主)内藤さんうち遊び行ったらや、
芋ふかしたすけ食べて行げ食べて行げ言うもんだすけ、
ごっつぉんなって来たんさ。
(山本)たかが芋らろ。芋食べたぐれで腹いっぺならねろ。
(亭主)いや、それがや、あんま食べれ言うすけ、
こんげ20cmぐれある芋3本も食べて来たて。なんぎ。
(山本)そりゃ難儀こてさ。ばかでねんだかね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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